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12月08日-03号

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  1. 備前市議会 2022-12-08
    12月08日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年11月第5回定例会              第 5 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  令和4年12月8日  午前9時30分 開議    午後4時04分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  草 加 忠 弘      2番  丸 山 昭 則      3番  奥 道 光 人  4番  内 田 敏 憲      5番  松 本   仁      7番  青 山 孝 樹  8番  山 本   成      9番  森 本 洋 子      10番  石 原 和 人  12番  立 川   茂      13番  尾 川 直 行      14番  土 器   豊  15番  中 西 裕 康      16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 6番藪内 靖 11番西上徳一  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   藤 田 政 宣  総合政策部長  梶 藤   勲  総務部長    今 脇 典 子  市民生活部長  濱 山 一 泰  保健福祉部長兼福祉事務所長    文化観光部長  大 岩 伸 喜                           森     優  産業部長    河 井 健 治  都市整備部長  大 森 賢 二  教育振興部長  石 原 史 章  社会教育部長  波多野 靖 成  教育まちづくり推進部長      国際教育推進部長守 屋 孝 治                           大 橋 宗 志  総合支所部長  杉 田 和 也  選挙管理委員会委員長                           細 見 峰 一職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    石 村 享 平  議事係長    青 木 弘 行  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・4番 内田敏憲議員  ・15番 中西裕康議員  ・8番 山本 成議員  ・2番 丸山昭則議員  ・13番 尾川直行議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者64番 内田敏憲1 ふるさと納税について  ① 昨年11月末の実績と今年11月末現在の達成額について  ② 今後の見通しについて  ③ ふるさと市民制度の進捗状況について市長 (再質問あり)2 道の駅について  ① 現在の進捗状況について  ② 推進するプロジェクトチームについて  ③ チームのメンバーについて市長 (再質問あり)3 東京備前市ゆかりの会について  ① 現在の会員数について  ② 紹介誌について  ③ 今現在の具体的な活動について市長
    (再質問あり)4 備前市東京事務所並びに名古屋事務所の活動状況について市長 (再質問あり)5 備前まつり花火大会について市長 (再質問あり)6 ヤングケアラーについて  ① ヤングケアラーの人数把握について  ② 支援策について市長715番 中西裕康1 高齢者の参政権の保障について選挙管理委員会委員長 市民生活部長 保健福祉部長 (再質問あり)2 物価高騰対策について市長 (再質問あり)3 事業継続支援について市長 (再質問あり)4 起業応援制度について市長5 太陽光発電について市長 都市整備部長 (再質問あり)6 備前市の資源ごみ回収センターについて市長 市民生活部長 (再質問あり)7 今年度の備前焼まつり、備前焼フェアの成果と課題について文化観光部長 (再質問あり)8 パリ、日本遺産北前船フォーラムでの備前焼の情報発信の成果と課題について市長 文化観光部長 (再質問あり)88番 山本 成1 財政運営について市長 (再質問あり)2 マイナンバーカードの推進と活用について市長 市民生活部長 (再質問あり)3 太陽光発電設備について市長 (再質問あり)4 観光振興政策について市長 (再質問あり)92番 丸山昭則1 香登認定こども園について市長 教育振興部長 (再質問あり)2 中学校部活動地域移行について市長3 香登・大内地内の旧道の拡幅について市長4 消防・防災について市長 総合政策部長 (再質問あり)1013番 尾川直行1 地場産業の産業振興の方策は  ① 地場産業ものづくりの産業振興は  ② 備前市、岡山セラミックスセンター、耐火物業界の連携の施策を市長 (再質問あり)2 新図書館建設について  ① 「教育のまち備前」、「読書推進月間世論調査」からの図書館像は  ② 「新しい図書館を創ろう会」の活動、その他施策の推進を  ③ 「岡山県公共図書館調査報告」での課題解決、「まちじゅうどこでも図書館」の取組と今後  ④ 学校・園図書館の在り方と司書活動の推進について市長 教育長 教育振興部長 社会教育部長 (再質問あり)3 旧アルファビゼンの整備、歴史民俗資料館等の今後について  ① 複合施設内の各施設の詳細内容は  ② 複合施設の名称募集と備前焼ミュージアム市民センター等の機能分担、歴史民俗資料館の建物保存活用について  ③ 歴史民俗資料館の資料保存と今後の調査研究機能強化について市長 副市長 教育長 (再質問あり)4 学制発布から150年、備前市の教育について  ① 学制150年に「地域がつくる」、「地域でそだてる」学校づくりを  ② 貴重な教科書の活用で備前市の教育を考える機会を  ③ 「学校・園だより」を「地域がつくる学校」に活用、連携を教育長5 2022年度全国学力・学習状況調査と不登校対策について  ① 全国学力・学習状況調査結果と学力向上改善プランは  ② 「学び塾」の現状評価と学力向上策について  ③ 不登校の実態と安心して登校できる環境づくりは教育長6 保育施設重大事故検証報告書から学ぶ  ① 備前市内の認定こども園、保育園、小・中学校の事故件数と事故の概要は  ② 再発防止策に危険予知、ヒヤリハット事例の活用、安全教育を  ③ 「バス置き去り」事故防止の安全対策は教育長 教育振興部長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして、一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、内田議員の一般質問を願います。 4番内田議員。     〔4番 内田敏憲君 登壇〕 ◆4番(内田敏憲君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 大きな項目で6点、質問をさせていただきます。 まず1番目ですが、ふるさと納税についてお尋ねします。 8月の定例会でも質問をさせていただきましたが、もっと頑張らねばという考えから、8月に引き続き質問をさせていただきます。 このふるさと納税で効果を上げている市を参考にいたしたく、10月に、有志同僚議員4名で石川県野々市市を訪問して勉強してまいりました。 野々市市では、総務部総務課がふるさと納税の担当課であり、企業版ふるさと納税としては、にぎわい創出による創業マインドの育成プロジェクトの寄附金を新図書館の蔵書を充実させるために、生涯学習課の職員1名が窓口となって対応しているとのことです。しかし、市職員一同が一丸となり頑張っているという雰囲気が伝わってまいりました。 また、市民の方も、私たち市民が私たちのまちづくりのために、あるいは図書館を建設するための一助になりたいという感じで応援しているとのことです。 地域性をお聞きしたら、金沢市のベッドタウンで市内に大学が3つあり、コストコやイオンなど大型商業施設もあり、若い世代が多く、大変恵まれた環境で勢いがあると思いましたが、羨ましがっても仕方がないことで、私たちはこの環境で頑張るしかない、備前の流儀で市長を筆頭に頑張らねばと思っています。 視察後、備前市の担当部長や担当課長とも視察の報告を兼ねて意見交換する中で、備前市も大変頑張っていることは理解できましたが、何が何でも集めなければならない、何が何でも目標を達成していきたいと考えています。 そこで3点質問をさせていただきます。 まず1点目、11月末現在での昨年の実績と今年11月末現在の達成額を教えてください。 2点目、今後の見通しを教えてください。 3点目、8月定例会で質問いたしました(仮称)ふるさと市民制度の導入について研究をしていただいておりますでしょうか。また、進捗状況についてお聞かせください。 次に、2番目として、道の駅についてお尋ねします。 昨日の青山議員の質問と少し重複するところがあるかもしれませんが、違う方向から質問しますので御容赦ください。 吉村市長のお考えの中で、経済交流都市を実現し雇用を守りますという観点から、道の駅誘致があったかと思いますが、今、どのような状況なのか。また、私は、このプロジェクトを進めていく上でオール備前の英知を結集することが備前市の活性化だと考えています。 そのためには、地元の商工会議所や商工会、漁協、農協、飲食店組合や備前焼の組合など、様々な業界の人たちでチームをつくり、検討することが望ましいと考えます。 また、完成後は、この店を運営する代表者や駅長によって業績が左右される大きなポイントになると思われますので、この人材を早く決めて、準備段階からこの人にもメンバーに加わっていただくことが大切だと考えます。 そのようなことから、3点お聞きします。 まず1点目、現在の進捗状況をお聞かせください。 2点目、プロジェクトチームのような組織をつくられているか、教えてください。 3点目、もしチームをつくられているようでしたら、どのようなメンバーなのか、教えてください。 次に、大きな3番目として、東京備前市ゆかりの会についてお尋ねします。 11月4日に、東京備前市ゆかりの会が設立されていますが、このたびの吉村市長の政務報告や新聞報道によりますと、吉村市長ら関係者28名が出席して設立総会が開催され、事業活動は会員の親睦を深めるとともに地域の発展に向けて観光情報の発信につなげる。また、市の繁栄に寄与できる事業に取り組む、会員数は133名と報告がありましたが、私は、吉村市長らしい前向きな取組の発想で大変よいことだと思っております。 この会を起爆剤に、備前市が備前市ゆかりの東京在住の人と御縁を深めるとともに、東京の方には備前市の営業マン的な存在になっていただき、また備前市の人が東京へ行った際には、ゆかりの会会員がもしお店を営んでいる人であれば立ち寄れるようにしていければよいのではないでしょうか。お互いが心でつながればと思います。 そこで3点お聞きします。 1点目、今現在の会員数は何名でしょうか。 2点目、会員の人を何らかの形で備前市民に御紹介する予定はありますか。 個人情報のこともありますので、本人の承諾を必要とするかもしれませんが、もし可能であれば当市広報紙で紹介してみてはいかがでしょうか。 3点目、今現在の具体的な活動を教えてください。 大きな4番目として、備前市東京事務所並びに名古屋事務所の活動状況についてお尋ねします。 今年から、備前市の活動拠点として備前市東京事務所並びに名古屋事務所を開設していますが、私は営業活動等で前へ進めていくことに関しては賛成であります。積極的に前に進めなければ衰退していくのみだと思います。 せんだっては、倉敷市が、2025年の大阪万博を見据えて、来年4月に大阪にアンテナショップを開業すると報道されていましたが、備前市においても、まだまだ積極的に進めていくべきだと考えます。 そのような状況の中で、備前市東京事務所と名古屋事務所の現在の活動状況並びに今後の活動あるいは課題があれば教えてください。 大きな5番目として、備前まつり花火大会についてお尋ねします。 備前の花火大会は岡山県下でも歴史があり、周辺市町村からも多くの見物客でにぎわってきました。しかし、残念ながら平成26年をもって中止となり、現在に至っております。 中止となった理由は、片上港の防潮堤工事や京都福知山での花火事故が原因で、実行委員会にいろんな制約が生じたことであったと認識しておりますが、今年、備前青年会議所等のお力により、各地リレー方式で10か所において花火が実施されました。主催者は大変御苦労されたと思いますが、多くの市民が喜んでいたと思われます。 私自身も、伊里中学校で打ち上げられた花火を見させていただきましたが、小さなお子様から大人まで大きな歓喜が伝わってきました。 経営には、損益分岐点があるように、感動にも感動分岐点があると思います。この感動分岐点を超えるのが、一つは花火だろうと思います。夏のひととき、このような感動していただくことが明日への活力につながると私は思っています。 市民の方からも、ぜひとも花火を復活してもらいたいとの御要望も受けております。 また、市長が会議所会頭時代に、祭りを盛り上げるために大鵬薬品工業の御支援、御協力をいただきながら、備前阿波おどり「かいの木連」を立ち上げ、地元のイベントに華を添えるとともに、本場徳島の阿波おどりに会頭自らも参加して、備前焼まつりや旧閑谷学校など備前のPRをしながら参加したことは懐かしく思い、今でもその当時の感動が忘れられません。 そこで質問ですが、来年度、花火を取り入れた備前まつり復活の御検討をしていただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。 最後に、大きな6番目として、ヤングケアラーについてお尋ねします。 私自身のことで恐縮ですが、私は、小学校1年生、6歳のときに母親を学校の奉仕活動でのけががもとでなくしました。それ以降、父と2人での生活を強いられ、いわゆる父子家庭で育ちましたが、その父も小学校の高学年のときに病で仕事ができなくなり、収入が途絶え、生活が困窮しましたが、県外にいる義理の兄や姉に仕送りの応援をもらいながら高校を卒業することができましたが、高校生のときにはアルバイトが本業か勉強が本業か分からないような状態で、父親の介護をしながら何とか生活をすることができました。 そのときには、ほかの人が羨ましいとかつらいとかは思いませんでしたが、今でも、このような人が備前市にいると思います。このような人に、ぜひとも温かい手を差し伸べていきたいとの思いで、ヤングケアラーについて2点お聞きします。 1点目、備前市でヤングケアラー、いわゆる家族の介護や世話を日常的に担う若年層への支援を必要とする人数を把握されていますか。 2点目、どのような支援策を実施しているか、あるいは予定しているか、教えてください。 以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、内田議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、昨年11月末の実績と今年11月末現在の達成額についてでありますが、個人版ふるさと納税の実績といたしまして、令和3年11月末の時点で1億4,628万7,000円であったのに対し、令和4年11月末では1億7,384万2,500円となっております。 また、企業版ふるさと納税につきましては、実績といたしまして、令和3年度11月末の時点で1,110万円であったのに対し、令和4年11月末は7,070万円となっております。 個人版と企業版のふるさと納税を合わせますと、令和3年11月末が1億5,738万7,000円、令和4年11月末は2億4,454万2,500円となり、11月末時点で比較しますと令和4年は8,715万5,500円の増額となっております。 2点目、今後の見通しについてでありますが、目標額の達成に向け、新たにふるさと納税受付サイトの追加や、ふるさと納税受付サイト等での広告、ダイレクトメールの送付などを実施するほか、職員による市外の親族や友人への呼びかけ、関係のある企業様に対して御支援のお願いを行っております。 また、10月からは、各部に2名ずつ、ふるさと納税課の兼務辞令を出し、人員を増やし、毎日各課で対応を検討するよう指示しており、全庁を挙げて寄附金確保に向け挑戦しているところであり、引き続き最善を尽くしてまいります。 3点目、ふるさと市民制度の進捗状況についてでありますが、導入に向け前向きに検討を進めております。 8月の一般質問でもお答えしましたが、制度に登録いただいた方には、インフルエンサーとしての市のPRをしていただくことやふるさと納税に協力いただけることも期待できます。 今後は、なるべく早期に導入できるよう制度設計を進めてまいります。 議員の皆様には、市外の御親戚、御友人等、寄附に関するお声がけをいただくなど、引き続き御協力をお願いいたします。 2番、1点目、現在の進捗状況についてでありますが、現在、道の駅の事業化に向け、三石地区の区会役員に説明会を実施した県道96号沿いの整備候補地に、新たな整備候補地として国道2号、国道250号沿いを追加し、周辺状況の調査、課題及び妥当性等を検討しているところであります。 2点目、推進するプロジェクトチームについてでありますが、庁内で複数の課で連携しチームを組んで進めております。 3点目、チームのメンバーについてでありますが、現在は、庁内で複数の課で進めておりますが、近年、道の駅については、各地で魅力的な施設が誕生し、地域内外から多くの観光客が利用することで地域経済への波及効果も大きく、地域活性化につながる可能性を持つ施設となっております。 また、道の駅が避難所や災害復旧拠点として活用された事例もあり、災害時の活用についても検討しておるところであります。 そのため、様々な業界の方の御協力は必要不可欠であると考えることから、今後は、議員御提案のとおり、様々な業界の方とのプロジェクトチームをつくることも検討したいと思っております。 3番、1点目、現在のゆかりの会の会員数についてでありますが、133人でございます。 2点目、紹介誌についてでありますが、東京で御活躍されている方々と備前市民をつなぐということもこのゆかりの会の大きな役割であり、東京で御活躍されている様子を御紹介させていただき、そこからさらに縁を深めていただくきっかけとなればと考えておりますので、会長、副会長とよく相談しながら検討してまいりたいと思います。 3点目、今現在の具体的活動についてでありますが、本年11月4日に開催することができました。今回、職員を除く参加者数としては28名でしたが、議会冒頭の御挨拶でも申し上げましたとおり、穏やかな雰囲気でありながらも大いに盛り上がる会となりました。 こうした方々を中心に、参加者の輪を広げ、東京と備前双方の住民がお互いにつながり、さらにより多くの関係人口が増える、そうした場になってもらえればと考えております。 4番、備前市東京事務所並びに名古屋事務所の活動状況についてでありますが、本年6月1日から東京と名古屋に事務所を開設し、半年が経過いたしました。 両事務所とも、まずは県人会などを中心に、足がかりとなるネットワークづくりから始め、それぞれの都市圏で認知を深める取組とともに、人々をつなぐハブとなれるように活動を続けております。 東京事務所におきましては、そうした活動の柱となる東京備前市ゆかりの会の立ち上げに向けて、東京における呼びかけ人の方々をはじめ関係各位を訪問し、コロナ禍でありながらもスムーズに開催することができました。 これ以外にも、原課、担当の課のことでございます、に代わって企業とのやり取りの窓口となるなど、対面の強みを存分に発揮しておると考えております。 名古屋事務所におきましては、企業訪問など新規開拓が難しい土地柄であるにもかかわらず、イベントへの出展などで少しずつネットワークを広げているほか、今般の備前焼まつりのPR活動では、テレビ局やラジオ局など新たに開拓するなど、積極的な活動で存在感を高めております。 また、来年2月開催予定のひなせかき祭についても、両事務所から都市部への積極的なPR活動を行ってまいります。 今後も、こうした活動を継続し、東京、名古屋、備前のそれぞれの人々から頼られる存在として両事務所が確立できればと考えております。どうか引き続き御支援いただきますようお願いいたします。 5番、備前まつり花火大会についてでありますが、コロナ禍にあって、3密の回避や外出自粛など様々な制約の中、市民の皆様の閉塞感を少しでも払拭できたらとの思いから、今年度、小規模ではありましたが、リレー形式で各地区での俗に言うサプライズ花火を企画し、実施させていただきました。 実施に当たっては、備前青年会議所、自治会、地元消防団に御協力をいただき、また花火終了後には、見学に来られた市民の方にもごみ拾いに参加いただくなど、地元地区のイベントとして実施することができ、好評をいただいたと思っております。 議員御指摘のとおり、市民の皆様が一体感を持つという観点からは、以前のような大規模な花火大会も必要であると思うところであります。しかしながら、昨年6月に、備前まつり花火大会経費の予算を上程しましたが、残念ながら議会で否決となりました。来年度当初には、予算計上を行いますので、ぜひとも議員の皆様にはよろしくお願いをしたいと思います。 6番、1点目、ヤングケアラーの人数把握についてでありますが、保健福祉部、教育庁、児童相談所、保健所、警察などの関係機関により構成される要保護児童対策地域協議会において情報共有を行っていく中で、ヤングケアラーと思われる児童・生徒としては5件把握しております。 要保護児童対策地域協議会は、こども家庭課が担っておりますが、月に1回、受理支援方針会議を行い、ヤングケアラーと思われる児童のほか、身体的、心理的虐待など保護や支援の必要な児童について、保護者への対応も含み、効果的な支援方法を検討し対応しているほか、こども家庭課スクールソーシャルワーカーとの連絡会議を月1回行っており、支援の対象となる児童については常に連携を取っております。 過去、支援に至った事例では、精神的な疾患を抱える母親のケアを日常的に行い、学校に行きにくくなっていた児童に対し、母親を医療機関の受診につなげ、日常生活で親戚の支援を得ながら学校に行くことができるようになったケースもございます。 また、学校、園でも、該当の子供については、日頃から観察を行うとともに、連絡のない欠席については保護者へ連絡を入れ、登園、登校を促しています。 また、幼児教育課では、未就園児の該当家庭の保護者に一時保育の利用を進めており、幼児教育課とこども家庭課とで園の空き状況も含め情報の共有を行っています。 次に、学校では、該当児童・生徒と面談し、必要に応じて、スクールソーシャルワーカー保健福祉部局等の関係機関等につなげたり、ケース会で情報共有を行い、支援策を検討したりする等、関係機関等との連携、協力の下、対応しております。 今後も、学校、園など関係部署と連携し、ヤングケアラーと思われる児童・生徒の把握、支援に努めていきたいと考えております。 2点目、支援策についてでありますが、備前市では、備前市ケアラー支援の推進に関する条例を昨年12月に制定いたしました。 この条例に基づき、市内関係機関を対象とした研修会を実施、また市内小学校、中学校へヤングケアラーに関するチラシやリーフレットを配布し、周知、啓発を図っております。 あわせて、11月下旬から12月中旬までの予定で、市内小学4年生から中学3年生までを対象に、教育庁と連携し、ヤングケアラーについてのアンケート調査を行っております。 このアンケート結果により、実態把握に努めるほか、ヤングケアラーと思われる個別のケースには、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーなどと連携を図り、本人に寄り添った負担軽減に努めるほか、弟や妹の認定こども園への入所支援や子ども第三の居場所の利用、また医療機関や介護サービスなど、適切な社会資源につながるよう支援してまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) まず、1番目のふるさと納税について、再度お聞きをしたいと思いますが、市民からの、市外の方にお願いするために、ふるさと納税のことに関して、少しでも広報紙に毎回ちょっとでも載せていただければというふうな思いがありますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員も御承知と思いますが、市政だよりの1ページは表紙ですね。今、市長指示で、開けた2ページ目はコロナ対策のことを書いてもらっております。そして、3ページ目は、議員御指摘のような情報を市民に提供しております。 また、これからもいろんな工夫をできるだけしていき、多くの市民の皆さん方がよかったと思われる実績、業績を上げるように、今後とも努力をしてまいります。どうぞよろしく御協力をお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) それから、もう一点ですが、市のロビーにたくさん市民の方が来られると思いますが、そこにもちょっと簡単なカタログといいますか、何かそういったものがあれば、さらに市民の方も、よし私も頑張ってみようという機運が上がるんではないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのとおりだと思います。いろんな場で、工夫、創意をしながら、市民の皆さん方には、知人あるいは親戚先に、あるいは企業の本社等、ふるさと納税を依頼できる、あるいはしておる実態を、実現できるように、これは全職員で考えていかなきゃならないことだと思っております。 議員御指摘のとおりに、PRの仕方も、これからも工夫してまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) 次に、2番目の道の駅についてお尋ねしますが、大まかで結構なんですが、いつ頃完成を目指して今進めているか、お聞きしたいんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 令和4年度は、道の駅適地選定業務の発注を行います。令和5年度以降は、道の駅適地選定業務の結果を受けて、補助要望、補助申請、地元説明会、予算要求等を行い、工事着手となるため、現段階で具体的な完成についてはお答えできかねますが、一日でも早く工事着工ができるように努力してまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) 道の駅のもう一点、先ほど市長のほうからも、三石以外に国道2号あるいは国道250号も追加をして考えていきたいというふうに述べられておられましたが、ぜひとも伊里地区も対象の一つとして御検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 道の駅選定業務におきましては、2号の三石から下りて姫路から西に行く方あるいはこれから関西のほうに行く上り、ちょうど適地があろうかと思っております。 そこの交差点の周辺と、そして伊部小学校が空いたときには、備前焼を中心とした山の幸、海の幸、そのような販売ができ、また地元の方の雇用につながるということで考えておりますので、ぜひとも伊里地区についてもこれからの候補地として検討してまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) よろしくお願いします。 次ですが、備前市東京事務所並びに名古屋事務所と、それからもう一つ、東京備前市ゆかりの会でありますが、そちらにつきましても、できれば市の広報紙でもう少し詳しく、あるいは名古屋、大阪の活躍の職員も広報紙に掲載をして、こういうふうに頑張っているということを御紹介してもらえば、さらに励みになるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 全く同感でございます。担当課にそのように、市政だより等広報のPR、また備前市のホームページ等で極力広く情報が伝わるように、これからも努めてまいりたいと思います。担当課のほうには指示をいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) 次、5番目の備前まつり花火大会でありますが、私も、以前、会議所の会頭時代に御一緒に徳島へ行かせてもらいましたが、非常に感動を受けて、いまだにその思い出が残っておりますが、特にそういった阿波おどりなんかも備前も力を入れてやった団体でありますので、そういった人たちが、また日の目を見るようにしてもらいたいというふうに思っております。 それで、もちろん場所につきましては、片上も候補地の一つでありましょうが、また一つの案として久々井ですることもいいんではないかなという思いも持っております。久々井であれば、広い場所もありますんでいろんな行事ができることも考えられますので、久々井あるいは今までの片上も、お互いに検討しながら、ぜひとも御検討お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 1市2町が合併したわけでありますから、旧備前市内においては、三石の方も参加しやすい備前市の中心地として数か所候補が上がると思います。 来年の当初予算にはぜひとも片上の花火大会の実行費用を上げたいと思いますので、議会の議決を、昨年のように否決じゃなしに、こういうコロナ禍でありますけども、備前は岡山県で最初にやる大きな花火大会でずっと来たわけであります。 夏休みに入った子供たちが、1学期が終わった、そういうようなことを考えますと、私は、日生と吉永は花火大会してよろしい、片上の花火大会は議決を否決される、これはちょっと、よく考えていただきたい。 そして、このようにサプライズ花火をしていただいた森君はじめ備前の青年会議所には、本当にありがたいことだと思って、会うたびに感謝をし、この間も感謝状を差し上げたところでございます。 みんなで、コロナ禍でありますけども、明日の備前市を考えながら、そのような行事がこれからも継続できるように、議員各位の御協力をお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) 最後に、ヤングケアラーにつきましてでありますが、私が思っていた以上に市のほうでしていただいておりますので、今さら私がどうということはないんですが、さらなる細やかな御支援をお願い申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で内田議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午前10時12分 休憩     午前10時30分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、中西議員の一般質問を願います。 15番中西議員。     〔15番 中西裕康君 登壇〕 ◆15番(中西裕康君) それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 まず初めに、今日は大変お忙しい中、細見選挙管理委員会委員長におかれましては御答弁に来ていただきまして誠にありがとうございます。 また、幾つかの質問につきましては、資料の要望もしております。職員の皆さんには、お手数を煩わせましたが、これも改めてお礼を申し上げたいと思います。 さて、高齢者の参政権の保障について、私は一般質問をさせていただきます。 選挙管理委員会におかれましてはどのように理解し、現状の認識と見解をお伺いしたいと思います。 さて、私は、2021年11月、私の一般質問で、不在者投票を行える施設の増加を目指して質問させていただきました。 公選法を見てみますと、選挙期日に投票に行けなくても投票することができる制度は3つありました。1つは期日前投票制度、2番目に不在者投票制度、3番目は在外選挙制度でありました。 ここで取り上げましたのは、2番目の不在者投票制度でありました。 仕事や旅行などで、選挙期間中、名簿登録地以外の市町村に滞在している方は、滞在先の市町村の選挙管理委員会で不在者投票ができます。 また、指定病院等に入院している方などは、その施設内での不在者投票ができるという規定があります。この指定病院等とは、都道府県の選挙管理委員会が不在者投票のために指定した病院、老人ホームであります。 私は、介護や高齢者施設の不在者投票の状況はどうか、また不在者投票が必要な施設、そのうち実施している施設、実施していない施設へのアプローチをどのように備前市は行うべきかということをお伺いしてまいりました。 そして、備前市の御答弁では、岡山県選挙管理委員会が指定する備前市内の不在者投票所につきましては、指定病院4施設、指定介護老人保健施設2施設、指定老人ホーム7施設の合計13施設となっており、実施していない施設は2施設でございますと。 アプローチにつきましては、不在者投票所の指定について積極的な働きかけは行っておりませんが、投票率の向上のため、不在者投票所であります施設等への積極的な投票の啓発を行ってまいりたいと考えておりますという御答弁でありました。 これ以上は選挙管理委員会の業務に関わってくる話ですので、市の答弁としてはここまでかなというふうに思っております。 そこで改めてこの現状をどのようにお考えか、選挙管理委員会の御見解をお伺いさせていただきたいと思います。 その上で、日本国憲法は、選挙権、憲法15条、43条1項、44条、93条2項、そして憲法改正についての国民投票制度、96条、最高裁判所裁判官の国民審査制度、79条の2項から4項、住民投票制度、9条、95条、請願権、16条等、狭い意味の参政権とこれらの諸権利をより実現化するための精神の自由、表現の自由、19条、21条等の広い意味での政治参加の権利を総合的に保障し、これをうたっています。 参政権は、選挙権保障のレベルを超え、国民の主権を保障し、民主政治を成り立たせ、有効に機能させるための権利として、憲法上、一番基本的な権利として位置づけられているわけであります。 そして、日本が批准をしました障害者の権利条約の中では、第29条の中でこう書かれています。「投票の手続、設備及び資料が適当な及び利用しやすいものであり、並びにその理解及び使用が容易であることを確保すること」、このことが障害者の権利宣言の中でも求められています。 今後、どのような参政権保障を進めていかれるのか、選挙管理委員会にお伺いをしたいと思います。 さて、施設における参政権保障についてはどのようにお考えになっているのか。これは、保健福祉部にお伺いをしておきたいと思います。 といいますのは、社会福祉法人を管轄するのは備前市の保健福祉部であります。私は、その中で指摘をしておきたいのは、日本の老人福祉法、これも憲法を受けた法律であります。その中で基本的理念として、第2条、第3条が述べられています。 その第3条を読んでみますと、「老人は、老齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して、常に心身の健康を保持し、又は、その知識と経験を活用して、社会的活動に参加するように努めるものとする」と述べられています。当然、この社会活動というのは選挙権の行使も含めたものであります。 そして、老人福祉増進の責務を第4条、私はここで2項を取り上げたいと思いますが、こう書かれてあります。「国及び地方公共団体は、老人の福祉に関係のある施策を講ずるに当たっては、その施策を通じて、前二条に規定する基本的理念が具現されるように配慮しなければならない」というふうに述べられているわけであります。 また、介護保険法でも、第5条3項で「国及び地方公共団体は、被保険者が、可能な限り、住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう」しなければならない、こう述べられているわけであります。 改めて、この施設を監督する福祉サイドからお話をお伺いしたいと思います。 2番目に、物価対策の問題でありますが、今議会で、ささやかな物価対策を私は大きく前進させることはできないか、新たな対策を検討されているのか、お聞かせ願いたいと思います。 既に御存じかも分かりませんが、例えば横浜市では市民へ20%還元、物価の高騰を受けて横浜市は、市民が市内の店で食品などを買った場合、利用額の20%を還元する支援策を行っています。還元される金額の上限は1人当たり3万円、横浜市が予算として計上しているのは43億円、その財源は国のコロナ禍の原油・物価高騰対策臨時交付金。 また、東京都は中小企業の販路拡大支援、また乗合バス1台当たり3万5,000円の支給、滋賀県近江八幡市の事業では事業継続応援金などといったものを行っているようであります。 また、岡山県内をとってみましても、岡山市は岡山市エネルギー価格高騰緊急対策支援金として個人に20万円から5万円、法人は100万円から5万円、倉敷市は電気・ガス価格高騰緊急対策補助金、最大40万円、津山市、赤磐、美作、いろいろやっておられます。 私は、再度ここで市長にこのお考えについてお尋ねをしておきたいと思います。 続きまして、事業継続支援についてであります。 コロナがこれでもう3年になるわけでありますが、大変厳しい状況が何年も続いてきますと、事業が継続できるかどうか、ここが大きな問題になってきます。倒産も増えているというふうにお伺いをしておりますが、何かとりわけて、ここで市長はお考えがあるかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 4番目に、起業応援制度についてであります。 ここは、私は、一般的な企業ではなくて、業を起こす起業を指摘しております。 特に、このコロナ禍における地元の起業支援と、幅広い分野における新しい産業構造を構築するために、起業応援制度を検討してはどうかと思うわけであります。 幅広い分野にわたるものでありますが、現在ある制度も含め、もう少し融通がきくようなものにならないものかどうか、お尋ねをしておきたいと思います。 続きまして5番目に、太陽光発電についてでありますが、原油価格の高騰や電力の値上げ、そして再生可能エネルギー、ソーラーパネル、風力、波、熱等、いろいろ活用するということになるのではないかと。 お伺いをしていますと、備前市内も至るところで陸上でもソーラーパネルの計画が進行し、土地が買われている。近隣の住民の皆さんの不安がある。今回、そういった陳情が出されているというものもあります。 また、陸地だけではなくて、ため池にもそういう話が来ているのではないかというところから、私は6点をお尋ねさせていただきます。 1つは、備前市内における太陽光発電の状況、陸地、ため池、その他について、企業を含み設置状況を把握しておられるのかどうなのか、お伺いをしたいと思います。 2、ため池の発電状況について、住所、場所名、発電状況等を表にして資料提出をしていただきたいということをお願いしましたところ、表が出てまいりました。 このため池の発電状況は、備前市管理ため池とただし書がされて、2か所だけであります。しかし、私は、2か所だけではなくて、備前市内にあるため池のソーラー発電は少なくとも4か所あるのではないかというふうに思っています。 1つは、シエル・テール・ジャパンというフランス資本のここの会社ですが、ここの実績表から見ますと、2017年に下山池というところがあります。あと、設置年度は不明ですが、同道池なんかもあるのではないかというふうに思いますが、備前市管理ため池というふうに区切っていますので2つだけなのかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 3番目に、現在進行形の太陽光発電の状況についてお尋ねをしたいと思います。 今後、市内で設置が予定されている、あるいは準備が進められている、備前市が把握をしている発電施設というのはどこどこにあるのか、お聞かせ願いたいと思います。 私が今分かるのは、伊部地区に1つ、日生の寒河地区に1つ、吉永地区に1つ、これぐらいしか私は分かりませんが、行政のほうはもっとたくさん把握をしておられるのではないかと思います。 4番目に、備前市の条例は、この太陽光ソーラーパネルについての条例は陸地だけではなく、ため池等も包含しているかどうか、お伺いをしたいと思います。 また、陸地のソーラーパネルについては、国はガイドラインを制定していますが、ため池についてはガイドラインを制定していません。私は、この点でのガイドラインの制定を国に要望してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 また、ため池への設置許可の条件は何か、これも教えていただきたいと思います。 今、原油価格の高騰、電力の値上げの中で、かなりため池も対象になってきている。ネットで見てみますと、ため池どころか、廃校になったプール、これも対象になって、そういうところまでソーラーパネルが張られるというような記事もありました。驚いたところですが、やはりなかなか、利益を目指して企業のほうは進出をしているわけでありますが、ため池でのメリット、デメリットは後で述べるかも分かりませんが、この設置許可の条件あるいはガイドラインについて、市長の御見解をお伺いしておきたいと思います。 6番目に、備前市の資源ごみ回収センターでありますが、これは資源ごみ回収センターの設置地区名、設置年度、年度設置箇所を表にして資料提出していただきました。ありがとうございました。 私は、この中で問題にしておりましたのは、この資料の最後のほうに出てきます拠点というところですね。最後の2ページから出てきます拠点、つまり公民館を中心にしたところです。 最後に、ただし書がついていますが、拠点回収とは、リサイクル率の向上と最終処分場の延命化を図るため、地区公民館において、瓶類等の資源回収コンテナを設け、町内会を問わず利用できる、現在の9種23分別施行に先立ち始めた事業というふうになっています。 今回見て、私も驚いたんですが、たくさん設置されていて、なかなか日にちと時間に持っていけない方は自由に持込みができるということで大変便利なものでありました。 市役所旧庁舎にあった片上地区にあった資源回収センターが、新庁舎建設によって廃止をされました。これが、見てみますと平成30年、新庁舎建設に伴い廃止となっています。再設置の予定はないのか、お尋ねをしたいと思います。 少なくとも、私は、この資源回収センターが新庁舎建設によって廃止をされる、じゃあ今まで使っていた人はどうすればいいのかということをお尋ねしましたところ、伊部と伊里のほうにありますからそこへ持っていってください。そのうち、新庁舎が建設されれば再設置をしますというふうに私は理解をしておりましたが、いつまでたってもこの再設置がありませんので、今回一般質問をさせていただくことになりました。 あと、7番目に、備前焼まつり、備前焼フェアはどうだったか。 今年度の備前焼まつり、備前焼フェアはどうだったか、その成果と課題、今後どのように進めていくのか、お尋ねをさせていただきます。 私は、今年度の備前焼まつり、好天に恵まれまして、新聞報道では約7万人の人出ということで書いてありました。町の中を歩いて、どうですかとお伺いをしてみましたところ、コロナの前よりも少ないような気がするなというお店の方もおられましたが、やはり、私は、朝早くから駐車場が埋まり、備前焼の愛好家の方が楽しんでいただけたのではないかということでは、このコロナの中で感染対策を行っていったのは、備前焼に携わる人たちにも励ましを与えたのではないかというふうに思っています。 ただ一つ、私も、例年と比べて残念だったなと思いましたのは、町の中に、伊部の町内会の皆さんが万国旗を張られ、にぎやかな装いをされていました。それがないのは、何か祭りとしては寂しいなというような思いをしました。 また、軒下でいろんなものを売っているのも、ないのも静かだなというところでは、思いました。感染対策ということで、いろいろ御苦労もされたことだと思いますのでと私は歩きながら思いました。 備前焼フェアにつきましては、総務産業委員会に提出資料が出ておりました。春と夏では、若干、人数あるいはその思いなんかも違ったのかも分かりませんが、町の中でお伺いをしますと、やはり備前焼に光を当ててくれたという点では賛成の御意見が多かったような感じがします。 備前市の今後の進め方はどうされるのか、お伺いをしておきたいと思います。 フランス・パリでの北前船寄港地フォーラム参加についてでありますが、市長の市政報告の中で、16日以降22日までの間、フランスを訪問してまいりました。パリで開催された北前船フォーラムや備前焼セミナーでプレゼンテーションを行ったほか、日本大使館やユネスコなどへ表敬訪問いたしましたと書かれています。 厚生文教委員会の中では、同行された職員の方から少し御報告もありましたが、現地での反応、成果はどうだったのか。また、今後どのように進めていかれるのか、その課題はどういうことなのか、お聞かせ願えたらと思います。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、中西議員の御質問に順次お答えいたします。 2番、物価高騰対策についてでありますが、本市では、今年度、独自の物価高騰対策といたしまして、子育て世代については給食費、学用品費の無償化や未就学児に対する2万円の給付、事業者等については運輸業者への燃料油高騰に対する支援、医療、介護、福祉サービス事業者への物価高騰対策支援、農業漁業者への資機材、光熱費等の高騰に対する支援など、近隣市町に引けを取らない手厚い支援を計画、実施しているところでございます。 また、こうした支援が必要とされるところへ早急に届けられるよう、事務の迅速化とともにプッシュ型支援の早期実現を目指して、マイナンバーカードの普及に取り組んでいるところでございます。 今後につきましては、物価の動向や市民生活に直結する支出を注視しつつ、市民と接する機会の多い部署の意見を参考にしながら、早急な実施が必要と判断されれば、すぐに対応できるよう、情報の整理と分析を行ってまいります。 3番、事業継続支援についてでありますが、市内業者を取り巻く経営環境は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大やロシアのウクライナ侵攻等の影響によるエネルギー価格等の高騰、部材調達難、人材不足、円安といった状況の中で、経営状態は厳しいものと認識しております。 国や県の動向を注視しつつ、今後の支援策を検討してまいりたいと思っております。 4番、業を起こす起業応援制度についてでありますが、新規創業者の資金繰りや創業間もない事業者の販路開拓等を支援するため、国の小規模事業者持続化補助金をはじめ岡山県の地域課題解決型起業支援金などの創業支援策が講じられているところであります。 本市といたしましても、創業奨励金や商業振興対策事業補助金などの市独自の創業支援制度の利用を促進しており、各種創業支援制度を利用いただくよう周知に努めるとともに、国や県の今後の行動も注視してまいりたいと考えております。 5番、太陽光発電についてのうち、1点目、備前市内における太陽光発電の状況についてでありますが、備前市管理のため池では2か所で発電事業が行われており、企業を含み、設置状況は把握しております。 また、陸地の太陽光については、備前市生活環境と太陽光発電設置事業との調和に関する条例に基づき、届出された8件について、企業を含み設置状況は把握しております。 2点目、ため池の発電状況についてでありますが、備前市管理のため池では、備前市東片上1254番地の片上大池と備前市伊部1050番地の鬼ケ城下池で発電事業が行われております。詳細につきましては別表のとおりであります。 3点目、現在進行形の太陽光発電の状況についてでありますが、陸地の太陽光発電設備について、1件届出を受理しており、現在、工事中であります。 なお、ため池では、予定されている発電施設はございません。 4点目、備前市の条例は、陸地だけでなく、ため池等を包含しているのかについてでありますが、備前市生活環境と太陽光発電設置事業との調和に関する条例の中で、水面上に設置する事業についても届出対象としております。 次に、ため池について、ガイドラインの設定を国に要望してはどうかについてでありますが、2021年に経済産業省より、水上設置型太陽光発電システムの設計施工ガイドラインが示されております。 次に、ため池への設置許可の条件は何かについてでありますが、ため池の使用につきましては、行政財産使用許可申請書を提出していただいており、申請には発電設備の計画書類と併せて地元区長及びため池の水利委員の承諾書を添付して提出していただき、申請内容に問題がなければ行政財産の使用を許可しております。 なお、備前市生活環境と太陽光発電設置事業との調和に関する条例については、地域におけるトラブルを防ぐため、届出対象となる設備を現在の発電出力50キロワット以上から10キロワット以上とする条例改正を検討しております。 6番、備前市の資源ごみ回収センターについてのうち、1点目、資源ごみ回収センターの設置地区名、設置年度、2022年度設置箇所並びに廃止したセンター等につきましては、提出いたしました資料を御覧ください。 2点目、旧本庁舎に設置しておりました資源ごみ回収センターは、終日開放しておりましたが、適切な分別ができていないなど、本庁舎の建て替えに合わせて閉鎖いたしました。 再設置の予定につきましては、各町内会に設置運営されている資源ごみ回収センターの利用を促進していただくため、予定はしておりません。 8番、パリ日本遺産北前船フォーラムでの備前焼の情報発信の成果と課題についてでありますが、10月16日から10月20日まで、フランス・パリで開催された北前船寄港地フォーラムに参加してまいりました。 主な取組としては、パリ日本文化会館で備前焼セミナーを開催し、現地の方を含め約90人の方に参加していただき、備前焼の歴史、制作工程、備前焼の魅力について説明をいたしました。 また、ユネスコ日本政府代表部、ユネスコ本部、日本大使館を表敬訪問した際、備前焼の茶器を贈呈したところ、ユネスコ日本政府代表部、在仏日本大使館に掲示していただけることになりました。 これらのほかに、ストラスブール市主催の歓迎レセプションやアルザス県主催の交流会、陶芸の里スフレンアイム村の工房などで備前焼の魅力や備前焼のPRをいたしました。 以上が主なフランスでの活動内容でありますが、この活動が一過性のものにならないよう、今後も北前船寄港地関係市町、備前焼関係者、フランス在住関係者と連携を取りながら、インバウンドに向け、備前市の魅力や備前焼のPRをしてまいります。 具体的には、フランス等の美術館との交流やフランス料理などの器に備前焼を使ってもらえるよう働きかけを行うなど、販路拡大、魅力発信を行います。 また、来年2月に沖縄県、9月に岡山県で開催される北前船寄港地フォーラムに参加し、北前船寄港地関係市町や関連団体と連携を取りながら、備前焼を中心にPRを行い、2025年の大阪万博に訪れる海外観光客に備前市へ足を運んでもらいたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 細見選挙管理委員会委員長。     〔選挙管理委員会委員長 細見峰一君 登壇〕 ◎選挙管理委員会委員長(細見峰一君) それでは、私のほうからは、1番、高齢者の参政権の保障についてお答えいたします。 参政権は、近代立憲主義において保障されている重要な権利でございます。国民は、主権者として国の政治に参加する権利を有しており、この権利が参政権でございますが、備前市選挙管理委員会といたしましては、この参政権についてできるだけ投票の機会を確保したいと考えております。 投票の機会といたしまして、通常の選挙期日の投票のほか、期日前投票所の設置、指定された病院などの施設における不在者投票、重度の障害者や自宅で介護を受けている高齢者などで一定の障害のある身体障害者手帳を持っている人や要介護5を適用されている人に郵便投票を行っております。 市内の不在者投票を行っていない高齢者福祉施設に対しましては、指定施設としての登録をお願いしているところでありますが、引き続き不在者投票制度についての周知を行ってまいりたいと考えております。 また、どのように参政権保障を進めるのかについてでありますが、投票の機会の多様化を図ってまいりたいと考えております。 今年7月10日執行の参議院議員選挙において、新たにリフレセンターびぜんに期日前投票所を設置し、以前から期日前投票を行っていた日生総合支所、吉永総合支所、三石公民館において、開設期間を本庁に合わせ延長いたしました。 引き続き、期日前投票所の充実確保、不在者投票所であります施設等への積極的な投票の啓発を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 森保健福祉部長。     〔保健福祉部長兼福祉事務所長 森  優君 登壇〕 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(森優君) それでは、私から、施設における参政権について福祉サイドとしてどのように考えているのかについてお答えいたします。 高齢者、障害者の方の参政権につきましては、当然守られるべきものと捉えております。投票所が開設されていない施設につきましては、入所者の意思を確認の上、期日前投票所や指定の投票所で施設職員や御家族の協力の下、投票していただいていると聞いております。 今後も引き続き、関係機関、関係部署と協力しながら権利が侵されることのないよう努めてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 大岩文化観光部長。     〔文化観光部長 大岩伸喜君 登壇〕
    文化観光部長(大岩伸喜君) 私からは、7番、今年度の備前焼まつり、備前焼フェアの成果と課題についてお答えいたします。 新型コロナウイルス拡大に伴い、3年ぶりに開催することになりました。好天にも恵まれ、また久しぶりの開催とあって、県内外から約7万人の来場がありました。 今回の祭りは、会場内や駐車場、JR伊部駅改札出口で検温とアルコール消毒を行うなど、コロナ対策に万全を期して開催をしたところ、コロナの感染拡大が起きることもなく、出店者や御来場の皆様からは好評をいただけたものと感じております。 今後は、主催である市や実行委員会など、祭りを開催する体制づくりを充実するほか、来場者アンケートの結果、来場者が、どの地域から来られているかや購入したい作品の傾向などが見えてきたことから、PR場所の改善や購入いただける商品を用意するなど、次回の祭りに生かしていきたいと考えております。 続きまして、備前焼フェアについてでありますが、春、夏、秋と開催するにつれ参加協力店も増え、季節ごとに集客数の増減はあるものの、備前焼購入者に配布した応募抽せんはがきの配布数や応募状況、また参加協力店からのアンケートから、備前焼振興や地元の活性に効果があったものと考えております。 しかしながら、フェアの周知不足や行政主導でイベントを行ったことで、新たな提案や事業の広がりが不十分であったことから、今後は、イベント内容の再検討や備前焼フェアに協力していただける方を集めての実行委員会形式での開催も検討するなど、引き続き備前焼振興に努めてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) それでは、1番の高齢者の参政権の保障のところでありますが、1つは、今まで高齢者の施設で2か所、不在者投票所を開設していないところがある。それについては、選挙管理委員会のほうにおかれましても周知を図っていきたいということでありますが、この2つの施設が不在者投票施設として県に指定登録をされないのは、何か理由がおありなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) 2施設ですけども、1施設につきましては不在者投票所の開設に向けて検討に入っているとはお聞きしております。もう一施設につきましては、まだちょっと現場のほうの同意が得られないということなんで、引き続き周知したいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 一つのところについては分かりました。もう一つのところで、今、御検討しておられるということですけども、これは何か物理的なものあるいは人的なもの、そういうものがあるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) やっぱりなかなか、現場の仕事をしながらそういったものをするということに対する御負担があるんじゃないかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) そこは、私は、よく日本の選挙制度、そして主権者たる人の権利の執行というところで、施設の側にやっぱり理解を求めていただきたいなというふうに思います。 高齢者施設あるいは介護施設におきましては、そういう職員の待遇問題については大変厳しいものがあります。そのことは重々私も存じた上でのお願いでありますが、しかしそこにおられる高齢者の方は権利を行使することが必要ですので、特に高齢者の人権を守って介護をしておられる施設であれば、その人権を守るということがいかに大切かということはよく御存じだと私は思いますので、引き続き周知徹底を図っていただきたいということをお願いしておきたいと思います。 2番目に、選挙管理委員会におかれましても、時間の延長あるいは開設場所、投票所の開設場所、いろいろ御苦労して努力をしておられることを今お伺いしました。 私は、その点では、やはりこの参政権の保障というところでは、1つは投票所がどうあるべきか、投票の方法がどうなのか、3番目には情報提供が有権者にきちっとされているかどうか、この3つが非常に大きなところだと思います。 近年、やはり高齢化社会を迎えまして、この高齢者、そして障害者をめぐる投票所あるいは投票方法、情報の提供はどうあるべきかと、研究者の間でも論文がたくさん出ているのを私も拝見をしました。 これまで障害者の投票の権利はどうあるのかというのは、多々語られてきたわけでありますが、近年になって、やはりこの高齢化社会を迎えた段階での高齢者の障害者に準ずるような投票の問題について研究がされているというふうにお伺いをしています。 その中を読んでみましても、例えばデンマークでは、選挙管理委員が車に乗って車で投票してもらう、あるいは自宅を訪問して投票してもらう、こういうところまでやっている国も出てきているところです。 日本国内でも、投票に当たっては車で移動して投票を促すと、投票箱が車の中にあって移動していると、こういうところが日本国内でも見受けられるようになってまいりました。 やはり、高齢化社会を迎えての一つの特徴なのかなというふうな感じは受けているんですが、ここで選管におかれましてもいろいろ御努力はしておられるところではあると思うんですが、ますますそういう個別の対応ということは考えていただきたいということをお願いしておきたいと思います。 実は、話はこの選挙の投票ではないんですが、今、備前市がやっているマイナンバーの取得については、大変市長が力を入れられまして、この定例会でも32人の臨時の職員を雇うという、雇って企業訪問や必要に応じて自宅を訪問してマイナンバーカードの申請を行う。こういうことが実際には行政としてできる。私は、これだけの行政のサービスができれば、備前市の評価はすごい高い行政評価を受けるんじゃないかと。 費用対効果の問題もありますが、しかし現にそういう行政サービスが行われるとなれば、投票においてもこういうサービスが行えないことはないというふうに私は思っています。 ぜひ、今後とも、この問題については一層の御努力をお願い申し上げておきたいと思います。よろしくお願いします。 さて、物価高騰対策のところでは、市長おっしゃられましたように、備前市はたくさんメニューをこなしているということであります。 私は、やはり国のレベルでは消費税の引下げ、あるいは円安の問題、あるいは労働者の賃上げの問題、こういったところが大きなレベルの話かとなります。 しかし、実際問題、一番市民のレベルで考えますと何ができるのかというところでは、先ほど幾つか地方自治体の例を挙げましたが、なるべく、私は、市民全体が恩恵を受けるような形での施策を考えるべきではないかというふうに思います。 そういう点では、この物価高騰対策の中で考えるのは、食料とエネルギーの問題、この自給を目指していかなければならないということになると、こういうところへの物価高騰対策も、ただ国と県の動向を注視し、部署の判断あるいは対応に任せるんではなくて、ここはやっぱり一つ子供の給食の無料化の旗を振られた市長であれば、もう少しここでのリーダーシップがあってもいいのではないかなというふうに思うんですが、それはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 他市とも比較いたしましても、備前市のそういう対策については抜かりがないということで実施をしてきておりますし、これからも国、県の動向を見ながら、できることはしていきたいという考えでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 私は、そういう意味では、特にコロナとこの円安による物価あるいはロシアのウクライナ侵略によるエネルギーの価格の問題、あるいはその資源の価格の高騰、これについては、やはりスピード感のある対応が求められているということを申し上げておきたいと思います。 その点で、事業継続支援については、これからますます厳しくなるところでありますから、来年度の当初予算に向けてここのところは備前市内の中小業者の皆さんが泣かないような、そういう支援策を手厚く取っていく必要があるんではないかと。そこの点は、もう現在のところでいいというふうにお考えかどうか、もう一度お尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほども答弁いたしましたが、国あるいは県、そのような対応がどのようにこの12月末以降、来年、来年度にかけて対応の方針が出るか、それには地元の皆さん方が、事業の継続ができるようにしなきゃならないということは常に担当部署にも指示し、相談をしておりますので、できる限り抜かりのないようにしてまいりたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) ぜひ、そうしていただきたいというふうに思います。 続きまして、太陽光発電のところでありますが、1番目の備前市の太陽光発電、ため池の発電状況について、ここで資料が2つ、備前市管理ため池についてのみ出ていますが、先ほど備前市内における太陽光発電の状況については把握をしているということですが、ほかにため池では発電をしているところはないんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 備前市のため池の件数でございますが、市が管理しているため池は2件でございます。 あと、下山池で1件発電をしているようですが、この太陽光発電につきましては、条例制定前の設置ということで届出はいただいておりません。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) そうすると、備前市でため池で発電しているのは、現在のところ、3か所ということでよろしいですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 先ほど議員、同道池というお名前も出されたと思いますが、市のほうではその3件を現在のところ確認しているということでございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) ありがとうございます。 それで、現在進行形の太陽光発電、いろいろ届出が、陸地で1件あるということですが、届出をしないまでもなく、業者の方がこういうことを考えているんだと、こういうプランを持っているんだということで地元と話をしたいとか、備前市のほうに挨拶に来られたとか、そういうのは、含めて、どこの会社ということは私は言いませんが、何件くらい、実際あるものなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) この太陽光条例につきましては、50キロワット以上の発電所についての届出ということでございます。前もって、事業者の方が、条例、それから他法令の関係で相談に来ているかと思うんですが、それ以下のものにつきましては届出の対象になっていないということで、詳しくは把握ができておりません。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 条例上は50キロワット以上ということで、市のほうに恐らく相談をし、あるいは相談を受け付けていると私は思っている。 私のある知り合いの方が、議会の事務局にお電話をいただいて、そして私に御連絡がありました。その方は、ソーラーパネルの件で備前市さんに御挨拶に上がりましたと。大変快く迎えていただきまして、ありがとうございましたというお電話がありました。私は、それ1件です。 またほかにも、私はあるんではないかと、なぜ備前市はそういったものの把握がされていないんか、把握はどうしてされないのでしょうか。 生活保護でも、生活保護の申請と生活保護についての相談と、この相談の件数は何件あったか、これはやっぱり集計はしているわけです。なぜ、そういったようにこの太陽光発電について、私は、この50キロワット以上でいいんですよ、なぜ統計を、集計をして相談の件数を取っておられないのか。 いろんな行政の要望については、一々、誰が来てどういう話だったのかという統計を取っておられますよね。どうして取っておられないのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 日々の業務の中で、電話であったり窓口に来られたりということで、相談のほうは受けていると思います。 そのあたりをもう一度整理いたしまして、全部が全部、内容にもよると思いますが、全部が全部把握をできていない可能性もありますので、そのあたりを調査したいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 私は、これは太陽光発電の問題だけではないと思うんですね。ほかのいろんな要望についても、恐らく行政というのは幅が広い分野を持っていますから、いろんな相談があったり要望があったりする、その要望については窓口のところできちんと、私は集計をしていると思うんです。と私は信じているんです。 道路の修繕でも、写真をつけて申請を書いて、申請要望書を書いて、町内会長が書いて出さないと修繕はしていただけないという仕組みになっているじゃないですか。 だから、絶対、私はそこは相談の件数が分かっているんだと思うんです。今、私が言いましたように、知っているのは、伊部のところで1つ、それから日生の寒河で1つ、それから吉永でも1つある。少なくとも3件はあるんだと思うんです。私の知っている限りでは。 だから、それ以上に恐らく、私に来るぐらいの相談ですから、行政のほうは恐らくもっときちっとつかんでいるはずです。私は、この答弁書には間に合わなかったのかも分かりませんが、もし間に合うものなら、後からでもその数を出していただきたいと思います。どうですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 調査いたしまして、提出したいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 6番目の備前市の資源ごみ回収センター、旧市役所庁舎にあった資源回収センターが廃止になっている。私は、これは驚いたわけです。といいますのは、ここが庁舎の建て替えで廃止になりますと、じゃあ廃止になったら、取りあえずこれを壊しますと、その建設時にはここは使えませんので、じゃあどうすればいいのかとお伺いしましたら、伊部とか伊里のほうへ持っていってくださいということで、伊部とお伺いをしました。 それは私だけではなくて、ここに持ってきておられた方も、そのようにお伺いをしておられたようです。 そのときに、じゃあこの建物が建ったら、後はどうなるんですか、この辺りぐらいに大体なるんですよという話も私もお伺いしていましたし、ほかの利用者の方もお伺いをしておられたようであります。確認をさせてもらいました。 委員会でこの話を出しますと、同僚の委員も、委員会の中の発言で、ここのところへ、この建物が建った後は、もう一回設置がされますというふうに私も聞いておりましたというふうに述べられました。 私は、もしこのようなことが平気で行われるのであれば、その時点その時点で、備前市に確認の一筆を取らない限りは納得がいかないというような感じがしてきました。今になって、ここはもうしませんというのはどういうことなんでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) 市長答弁にありましたように、各町内会に設置しています資源ごみ回収センターの利用促進を含めて、今のところ予定はないということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 最後に、1つだけお尋ねをさせていただきます。 これを30年新庁舎に建設に伴い廃止をした、これはこの地域とのお話はあったんでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) あの当時のその話があったかどうか、ちょっと把握はできていないんですけども、当時の担当者に確認したところ、新庁舎を設置後、そこに設置するお約束はしていないと思いますということを確認しております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 私がお伺いをしているのは、私にどう言ったかということではなくて、私自身は、ここに新たになったときにはセンターができるというふうに思っていたわけですが、私のではなくて、片上地区の自治会とのお話は、ここでもうやめるんですよという話はあったかどうか、私はまずなかったんではないかなと思うんですが、それはどうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) そのあたりはちょっと確認できておりません。 ○議長(守井秀龍君) 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 私は多分なかっただろうと思っています。 それ以上ここのところでは言いませんけども、ぜひこれは存続について引き続き考えていただきたいというふうに思います。 あと、備前焼まつりでありますが、アンケートも取っておられるということで、いろいろ御意見が出ているんだろうと思うんです。そういうところをまとめていただきながら、来年、また好天に恵まれて、また感染対策は必要だと思いますが、それぞれ準備を行っていただきたいと思います。 そういう中で、私は、やはり備前焼まつりは広い実行委員会形式で行われていますから、それぞれ実行委員の御意見を尊重しながら行っていただきたいというふうに思います。 備前焼フェアのところでありますが、これは予算審議の中で出ました備前市が前に出てやるんだと。行政が前へ出ると、各団体との調整、連絡、そういうところが弱まるんではないかというような話があったと思うんですが、やはり今後はそういう横の連携のところをもう少し詰めていただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大岩文化観光部長。 ◎文化観光部長(大岩伸喜君) 行政主導で初年度はさせていただきましたが、関係者の方の御意見も聞きながら、次年度も続けてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 最後の質問項目ですが、フランス・パリでの北前船寄港地フォーラムに参加しての備前焼の魅力発信ということで、市長からお話をお伺いしましたが、委員会の中では、たしかパリの市庁舎も表敬訪問されたというようなお話を伺ったんですが、これは私の聞き間違いだったんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) パリでは、私と大岩部長が手分けをして各種団体の催物に参加しております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) パリまで行きますと、かなり費用もかかってくる。しかし、一過性にすることはいかがなものかというお話があったわけですが、行かれた人数は何人御一緒に行かれたんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大岩文化観光部長。 ◎文化観光部長(大岩伸喜君) 公費で行きましたのは4名でございます。私費で3名でございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 市長は当然公費でおいでになっておられますよね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私の場合は、公費で行っておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 申し訳ないです。ちょっと聞こえなかったんで、もう一回お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私の場合は公費で出張しておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) その私費で行かれたという3人はどなたになるんでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大岩文化観光部長。 ◎文化観光部長(大岩伸喜君) 私費ということで、市長御夫妻と運転手でございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) なかなか、遠方まで行かれるとお疲れにもなるでしょうし、本当に御苦労さまでした。 ただ、お金のほうもなかなか必要になってくるということで、市長の公費を捻出することができなかったというのは本当に残念であります。 私の一般質問はこれで終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で中西議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時39分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、山本議員の一般質問を願います。 8番山本議員。     〔8番 山本 成君 登壇〕 ◆8番(山本成君) 通告に従って一般質問をさせていただきます。 まず最初に、財政運営について、長期的持続可能な財政運営は、自治体にとっても地域住民にとっても、将来を左右する最も重要な要素です。さらに、財政は、自治体運営に限らず、企業運営にとっても重要であり、あらゆる組織体にとっても根幹となる重要な要素です。 そこで今後の備前市の財政運営において重要な視点を私なりに上げさせていただき、質問させていただきます。 まず1番目に、今後の経済環境や社会環境における大きな変化を見極め、歳入額、歳出額がどのように推移していくとお考えか。 2番目に、過去の財務構造を見極め、その上で将来の発展戦略とそのための重点投資戦略をどのように考えているのか。 3番目に、歳入拡大と歳出削減の具体的な取組は。 以上です。明快なる御答弁お願いします。 続きまして、マイナンバーカードの推進、活用について。 マイナンバーカードについてお伺いします。 このマイナンバーカード制度は、複数の機関に存在する特定の個人の情報が同一の情報であるということを確認するための基盤であり、社会保障、税制度の効率性、透明性を高め、国民にとって利便性の高い公平公正な社会を実現するための基盤インフラとしての意味で、公正公平な負担と給付、より効率的な住民サービスのために導入されました。 本市では、行政手続のデジタル化、オンライン化に向けた環境整備を進めていますが、その実現に向けてはマイナンバーカードの普及促進は不可欠です。 そこでお聞きします。 本市でも、マイナンバーカードの取得に力を入れていますが、委員会などで多少お聞きしておりますが、本市がマイナンバーカード取得に力を入れている意義及びマイナンバーカードの取得率向上の取組をお聞かせください。失礼しました。 太陽光発電設備の設置について。 再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法、同事業が全国各地で指摘されている様々な問題点、自然環境や景観への影響、歴史的資源の破壊等もさることながら、同事業に起因する住民不安こそが最大の問題であると認識するものである。 備前市は太陽光発電設備の条例がありますが、いまだに条例のない自治体も多数あります。そのような自治体では、住民が業者を直接告訴し裁判になっても行政は一切関与せず、見て見ぬふりです。 備前市においても、太陽光発電施設の建設が地域住民の十分な理解を得られぬまま事業が進められているのが現状です。 事業者から計画の説明がなされるたび、該当する住民は自らが住み生活し働く地域の安寧が乱されることを懸念し、時にはその賛否により住民同士が分断され、地域コミュニティーに深い傷痕を残すといった社会問題と化しています。 このような現状を備前市としてはどのようにお考えか、見解をお聞かせください。 最後に、観光振興政策について。 Go To トラベル、全国旅行支援などの観光需要喚起策の実施で、全国的に観光需要は回復しました。 備前市においても、確かに閑谷学校など、たくさんの人が訪れていましたが、私の見解ですが、核となる宿泊施設のない備前市は、観光消費の面では蚊帳の外だったように思います。 土産物店、飲食店で使える地域共通クーポンが、あまり備前市で使用されていないように思います。宿泊したホテルの土産物店などで消費されているのではないかと思います。 現在、自治体間でもブランド競争が非常に激化しています。備前市には、日本遺産に認定された閑谷学校、備前焼、北前船遺産があります。この3つの日本遺産を備前ブランドとして有効に活用し、観光振興と地域の活性化を図るべきだと思いますが、市長はどのような観光振興策をお考えか、お聞かせください。 以上です。明確なる御答弁をお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、山本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、財政運営についてのうち、今後の経済環境や社会環境の変化による歳入額、歳出額の推移についてでありますが、税収入におきましては、ここ数年の実績を見ますと、年度によって多少の増減はありますが、およそ50億円で推移しております。 しかしながら、コロナ禍やウクライナ情勢などの突発的な危機による経済活動の変動や人口減に伴う労働人口の減少などにより、将来的には税収は残念ながら減少していくものと考えております。 歳出につきましては、下水道事業債の償還が順調に進む見通しから、公営企業への繰出金の減少が見込まれる一方、高齢化による医療、介護などの社会保障費や老朽化に伴う公共施設の改修、更新に係る歳出の増加が予測されます。 次に、将来の発展戦略とそのための重点投資戦略についてでありますが、人口が減少しても暮らしに幸福感の持てるまちづくりを目指して、拠点施設の整備や公共交通機関の確保に取り組む必要があります。 国道2号や山陽自動車道など交通、物流の利便性を生かして、地域経済の活性化を図るとともに、里海、里山の自然や備前焼をはじめとする3つの日本遺産に代表される伝統文化や恵まれた環境資源を生かして、日本全国はもとより海外からの集客も図れるよう魅力の発信に努めたいと考えております。 歳入拡大の取組としましては、個人版及び企業版ふるさと納税を通じた備前市への応援を全国に呼びかけるとともに、クラウドファンディングの積極的な活用、さらに補助率の高い国の補助金を有効に活用するなどの対策を進めてまいります。 また、歳出削減につきましては、あらゆる業務の手法を見直すことによる経常経費の縮減、不要不急の事業の中止や延期、創意工夫による事業費の圧縮、補助金のさらなる見直しなどに積極的に取り組んでまいります。 2番、マイナンバーカードの推進と活用についてでありますが、デジタル社会の実現と実現後の市民の方々の利便性向上には、マイナンバーカードの普及が不可欠だと考えております。 マイナンバーカードにより個人の認証ができることで、行政手続において照合や添付書類を省けるなど、行政の効率化と市民の皆様の利便性向上につながります。 保険証と一体化により診療や薬の処方などのデータが蓄積できるため、正確かつ効果的な医療サービスの提供にもつながります。 民間サービスにおいても、デジタルとマイナンバーカードの活用でサービスが向上すると考えております。 このように、マイナンバーカードの普及で皆様の生活を豊かにすることができるため、国も自治体も100%取得を目指す意義があると考えております。 また、国の進めるデジタル田園都市国家構想においても、マイナンバーカードの普及により地域のデジタル化を加速させることで、地方創生の実現を目指してまいります。 取得率向上の取組につきましては、広報や回覧など情報発信はもちろん、平日の日中に来庁が難しい方への時間外窓口の開設や、職員が地域の公民館などに出向いて申請サポートを行う出張申請を繰り返し行っております。 11月から、外出することが困難な高齢者等への対応も考慮して個別訪問を開始し、普及促進に取り組んでおります。 最後に、国のマイナンバーポイント、マイナポイント事業が12月末で終了することを前提として、引き続きメリットを感じていただけるように、キャンペーンとして1月以降のマイナンバーカード申請者に1万ポイントを付与することも計画をしております。 ポイント付与の時期につきましては、交付手続後1週間程度を見込んでおります。 3番、太陽光発電施設の現状についてでありますが、全国的に、太陽光発電設備の建設につきましては、自然エネルギーへの転換政策を国が進める一方で、森林の伐採など多くの問題を抱えていることは認識をしております。 本市におきましては、発電出力50キロワット以上の設備を設置する場合、届出をすることになっており、地域住民への説明会等を行い、十分な理解が得られるよう説明することについて指導しております。 あわせて、景観への配慮や雨水排水処理計画、適正な維持管理などについて確認、指導を行っております。 なお、備前市生活環境と太陽光発電設置事業との調和に関する条例については、地域におけるトラブルを防ぐため、届出対象となる設備を現在の発電出力50キロワット以上から10キロワット以上とする条例改正を検討しております。 4番、観光振興政策についてでありますが、先日、全国旅行支援は年度末まで延長されることが発表されたところでありますが、本市においても、全国旅行支援、おかやまハレ旅応援割の利用が可能な協力店として宿泊や飲食店、小売店など複数の店舗で活用していただいております。 新たに認定された北前船寄港地・船主集落と旧閑谷学校や日本六古窯の備前焼を合わせた3つの日本遺産、備前ブランドを生かした市内周遊や伝統文化の体験イベントなどを企画し、SNSやインフルエンサーによる情報発信を行い、国内外から市内への関係人口の増加につなげてまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 山本議員。 ◆8番(山本成君) それでは、順次再質問をさせていただきます。 財政についての基本的な考えは分かりましたが、財政運営にとって収入が増えるのがベストですが、なかなか簡単に増えるものではないとは分かっています。 そこで私からの提案ですが、歳入を増やすため、自治体課税、自治体の課税自主権、法定外税、超過課税などを考えてみてはいかがでしょうか。 他の自治体では、法定外普通税として歴史と文化の環境税、これは観光客を対象に入場料金や駐車料金に上乗せして徴収しているものです。 環境に関連した法定外税はほかにもありますが、このような施策を施すようなお考えはありませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 地方自治体であります市町村には、法定外税や超過税率などを定めることができる課税自主権が認められております。 しかしながら、法定外税の制定につきましては、国との事前協議を経て同意を得る必要があり、また税負担者となる個人や法人に過度な負担を強いることにつながることから、現実的にはかなり困難であると考えております。 なお、超過課税につきましては、備前市では法人市民税の法人税割につきまして、地方税法で定められた標準税率を超える8.4%の限度まで超過課税を行っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) ありがとうございます。 確かに、法定外税を課税している団体は非常に少なくなっているとは思いますが、一つ参考程度にはしていただきたいと思います。 続きまして、マイナンバーカードに移らせていただきます。 まず最初に、備前市の現在のマイナンバーカードの取得率をお聞かせください。 それとあわせて、岡山県内の上位5市を説明していただきたいんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 備前市では、12月6日現在、62.96%であります。 岡山県内では、高梁市が64.38%、鏡野町が62.05%、3位が備前市でございまして、11月20日現在でありますが61.07%、4位が美咲町で60.37%、5位が早島町で56.21%でございます。 なお、備前市では、12月6日現在、取得率につきましては、10歳未満は55%、10歳代は57%、20歳代は53%、30歳代は57%、40歳代は57%、50歳代は62%、60歳代は69%、70歳代は69%、80歳代は61%、90歳代は32%、100歳以上は16%となっております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 先ほどの答弁と重複するかもしれませんが、取組は聞きましたが、この今答えていただいた世代別のパーセンテージですが、取得率の悪い世代に対しての対応とか取組は、何か特別なことをされていたら御答弁願いたいんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 取得率の低い若年層につきましては、個人でスマートフォンを使って申請できることから、「広報びぜん」、SNSでの発信により、申請についての広報を行っております。 また、子育て世代には、関係課と連携を図りながら学校のイベントで周知を図り、出張申請サポートなどを行っております。 高齢の施設などに入所されている方は、施設や家族と連携して訪問により出張申請を行っております。 御自身でマイナンバーの取得ができない方へは、個別訪問で取得いただけるよう進めております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) ありがとうございます。 担当部局の方に答えていただきたいんですが、先ほど市長が取得率100%と言われておりましたが、実際、言い方がちょっと申し訳ないかもしれませんが、本質的には何%ぐらいを目指しているんでしょうか。希望的な目標数値でも構いませんが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほど県内の順位を申し上げましたが、1位は高梁市でございます。11月20日現在でありますが、64.38%であります。 また、全国的に見ますと宮崎県の都城が85%を超えておるわけであります。 今日の新聞によりますと、来年2月前半に応募することができますデジタル田園都市構想に基づく補助申請が、全国知事会の要望により53%以上だということを今日の新聞で拝読いたしました。 その基準は、今現在、備前市は超えておりますが、やはりデジタル田園都市備前ということを考えますと、一人でも多くその恩恵にあずかっていただけるよう、備前市といたしましても、広報等を通じて、できるだけ高い目標を持って、来年以降の国の2万ポイントの制度はなくなるようでありますけども、今回、議会に提案しております1万ポイントというメリット性を生かしながら、少しでも取得率の向上を目指してこれからも頑張ってまいりますので、議員諸兄におかれましても御協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) ありがとうございます。 先ほど市長も言われましたけど、資料のほうありがとうございました。今日、朝来て、このマイナンバーカード交付枚数率、上位10団体の資料を見たんですけど、私もこの宮崎県の都城市と兵庫県の養父市が80%を超えているのは、本当にびっくりしました。 ですから、参考までにお聞きしますけど、この2市の取組などは調べて参考にとか、しているのでしょうか。もし調べているのでしたら、どのような取組をしたか、ちょっと教えていただきたいんですが。 ○議長(守井秀龍君) 濱山市民生活部長
    市民生活部長(濱山一泰君) 備前市と同じような感じなんですけども、公民館とか企業とか、出向いて申請サポートを行って、出張申請を、そういうふうなものを徹底的にやっているとお聞きしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) ありがとうございました。 でしたら、次に移らせていただきます。 太陽光発電ですけど、御答弁ありがとうございました。 先ほどから、ワット数の変更とかを考えていると聞いて少しは安心しましたが、先ほど市長も述べておりましたけど、近隣関係者等に説明会を開いて理解を得るとか、そういう曖昧な説明の仕方に条例はなっているんです、どうしても。 そこのところを近隣関係者の同意を得るに変更できないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 法律の整合性あるいは国、県の指導というところもあると思いますので、議員の御提案につきましては、それぞれの上位の国、県のほうにも相談をしながら、できるところからスタートさせていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 近くでは美作市が太陽光パネルに税金をかけて、もうすごいことをやるなと思ったら、案の定、総務省のほうからストップがかかりましたけど、あそこまではちょっと私もしろとは言いませんが、美作市ほどハードじゃないですけど、もう少し条例をソフトなほうに改正していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私も美作市の市長さんの考えが分からないわけではありませんけども、やはりCO2削減という大きな国家目標があるわけでありますので、それにも準じた政策をしなきゃなりませんが、やはりその近くに住んでいる方の景観あるいはそこの地域におけるいわゆる田園的な風景、それから個人の住宅のすぐそばにその家を取り囲むようにした場合、自分事と思いますとやはり毎日生活する環境が破壊されることもいいとは考えておりません。 その辺のいわゆる整合性を、行政が中に入って、事業者あるいは地域の方々との相談に乗ることがまず肝要であろうというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 国が再生可能エネルギーを推進していることと逆行してしまいますが、これからも各地でトラブルが発生すると思います。 これは要望なんですけど、近隣関係者等から行政に相談があれば、適切な助言・指導をしていただきたいと要望いたします。 すいません。続きまして、観光振興についてですが、先ほど加盟店登録店舗のことはおっしゃっていたんですが、備前市では登録店舗は、このクーポンの登録店舗に加盟した店舗は何店舗あるか、分かりますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) おかやまハレ旅応援割観光クーポンの登録店舗でありますが、宿泊施設が5つ、飲食店が28、備前焼店舗が27、俗に言う土産物店が6、体験型クーポンが2、その他交通・船舶で4、以上が備前市内における登録店舗数でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 今現在、備前市で幾らクーポンが使用されたか分かりますか。現時点でもし分からないのであれば、最終的にGo To トラベル全国旅行支援が終わった後、クーポンはどれぐらい使用されたか、集計とか取れますかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 岡山県観光課へ確認したところ、国が実施しますGo To トラベル事業は、新型コロナウイルス感染の影響により現在も実施されておらないということを聞いております。 また、各都道府県で実施する全国旅行支援、岡山の場合はおかやまハレ旅応援割事業の観光クーポン店舗でクーポン利用を実施しておるということを伺っております。 クーポンの利用実績につきまして、今後、情報公開ができるか、県とも相談をしてみたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 観光振興は、今や多くの自治体の地域活性化のキーワードとなりつつありますが、各地の観光振興の目標に掲げられる多くが、観光客数の増加のみであって、何か観光客の増減に一喜一憂しているような感じを受けるんです。 そうではなくて、観光が地域の活性化を牽引するには、地域にお金が落ちる、地域が潤うことだと思います。観光客数ではなく、経済効果を指標にすべきだとは思いますが、市長はどう思われますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 答弁でも述べましたし、先ほどの備前焼まつりの開会の挨拶にも入れさせていただきました。ただ単なる交流でいっときの経済効果があるというよりも、関係人口がそれによって増加をしていく、これが総務省の今の考えでございます。 備前市も、いっときの一喜一憂に終わることなく、これらの政策によって、それぞれの地域に関係人口、いわゆる移住・定住が進む、あるいは備前市から外へ出ていかない若者をつくっていく、雇用を確保していく、そういうような関係人口をこれから我々が増進していくことが最も備前市の発展につながることだと思っております。 肝に銘じて、そのような施策を実行したいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「終わります。ありがとうございました」と8番山本議員発言する〕 以上で山本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後1時37分 休憩     午後1時50分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、丸山議員の一般質問を願います。 2番丸山議員。     〔2番 丸山昭則君 登壇〕 ◆2番(丸山昭則君) 通告に従いまして、一般質問させていただきます。 今回、大きく4つあります。 まず1つ目、香登認定こども園についてお伺いします。 前回の議会で答弁をいただいた件ですが、香登認定こども園、大内保育園があり、園児数に対して園庭が狭いことなど、発言させていただきました。改善策を前に進めるとの御答弁でしたが、その後も地元の父兄から早急に改善策の要望があります。 市長、いかがお考えでしょうか、お聞かせください。 次に、市全体の待機児童が、以前の一般質問時は42人でありましたが、現在65人と聞いています。待機児童を減少するための施策を教育長より御答弁いただきましたが、実際には23名増えています。 待機児童減少のためにどのようなことを具体的にされたのでしょうか。お聞かせください。 大きな2つ目、中学校部活動の地域移行についてお伺いします。 今朝の新聞で、県議会、瀬戸内の市議会でも取り上げられ、記載してありましたが、本市でのお考えを教えてください。 10月28日に、部活動移行について社会教育部より説明を聞きました。令和7年度3月末までには、地域に移行しなければならないとのことですが、これからのスケジュールを教えてください。 また、地域移行によるどのような影響がありますか。教えてください。例えば挨拶の遂行、部活動を行うことのできる教員、様々なことがあります。計画、いろいろとあると思いますが、教えてください。 大きな3つ目、香登・大内地内の旧道の拡幅についてお伺いします。 香登・大内地内の旧道について、グリーンベルトが香登地内で止まっていますが、今後の計画などがありましたら教えてください。 坂根地内の用水の辺りまで延長していただきたい。なぜなら、西鶴山小学校の児童の通学路になっており、朝夕の時間帯は特に通勤ラッシュ時と重なり大変危険です。安心・安全を考える上で、グリーンベルトは交通事故などに対してかなりの抑止力になると思います。御検討いただきたいのですが、いかがでしょうか。 また、大内地内の既設のガードレールはさびて腐食しているところがあります。大変危険であり、ぜひとも交換していただきたい。もし交換が可能であれば、道幅が広げられるように変えてもらえませんか。 前回、拡幅に対しても関係各位と協議すると答弁でしたが、その進捗状況はいかがでしょうか。お聞かせください。 消防・防災についてお伺いします。 近年、消防団員数は減少の一途をたどり、特にここ数年、団員数も平成30年より15%減少し、981名となっており、危機的状況です。 一方、災害の多発化、激甚化が進み、消防団員一人一人の役割が大変重要なものとなっております。 台風や大雨、線状降水帯が発生するなどの有事の際、例えると河川の中に土砂、雑木も生えた香登川、弓場川をはじめとする河川の増水、潮位の上昇、ため池、砂防ダムなども水位が上昇するのを脳裏に浮かべてもらえると思います。 そのときに、消防団員が危険も想定される現地に行かなくても、安全に状況を確認することができるカメラなどを設置することを考えていただけないでしょうか。 以上で終わります。明確な御答弁よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、丸山議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、香登認定こども園についてでありますが、以前からお答えさせていただいておりますが、大内保育園も含めた地区全体として、園児数の動向等も踏まえて、市長部局と教育庁部局が連携して取り組むこととしています。 移転の候補地としては、現在の香登小学校校庭を含めた学校敷地を活用し、保育園、認定こども園と小学校の一貫教育を推進する幼小一貫校としての園舎について、あらゆる可能性について早急に検討を深めてまいります。 その上で、来年度の当初予算に移転に関する経費等の計上を行い、スピード感を持って一日でも早い実現に向けて取り組んでまいります。 次に、待機児童、保留園児についてでありますが、本年4月時点から増加して、直近では入園保留者が65名、うち待機児童数が4名となっております。 増加理由としましては、年度途中でのゼロ歳児を中心とした新規入園申請によるもので、引き続き保育士、保育教諭の確保のため、正規職員や会計年度任用職員の採用に努めることとし、抜本的な処遇改善や業務改善などを強力に進め、何としてでも待機児童及び保留園児の解消に向けて取り組んでいきたいと考えております。 2番、中学校部活動地域移行についてでありますが、弊害というより、現状の課題という観点からお答えをいたします。 本事業の目標は、部活動の地域移行というより、地域のスポーツクラブ化と地域で行う子供たちの文化活動であり、学校と地域の人たちが一体となって子供たちを育てていくということであります。 挨拶の励行や部活動として行う集団教育につきましては、部活動指導員の活用や指導者資格の取得、研修の実施を促進し、地域指導者の質の向上も高めていくことが必要と考えております。 物品費用や施設使用は、学校施設の活用や現在行われている部活動の用具、また寄附を募るなど支援を求めることも考えられます。 連絡調整は、休日については地域のクラブが行うこととなります。 遠征費用は、学校教育活動の一環として行われる中学校体育連盟、文化連盟主催の大会は助成することを考えております。 今後におきましても、検討委員会を開催し、受皿となる実施主体や指導人材、予算の確保など課題の解決に努めてまいります。 3番、香登・大内地内の旧道の拡幅についてでありますが、本年度、グリーンベルトの設置につきましては、備前市通学路等交通安全プログラムで対策を予定している香登公民館からエア・ウォーター株式会社付近までの約580メートルを実施する予定としております。 議員御提案の坂根地内の用水の辺りまでにつきましても、設置してまいりたいと考えております。 次に、既設ガードレールのさび及び腐食につきましては、交換が必要と判断されるものは順次交換をしてまいります。 なお、交換に当たり、曲がり支柱を設置すれば10センチ程度道幅が広がるため、運転者の視覚等に若干の変化はございますが、基本的には改良により道幅を広げていきたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 梶藤総合政策部長。     〔総合政策部長 梶藤 勲君 登壇〕 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 私からは、5番、大雨などの際に決壊のおそれのある河川、ため池、堰堤等にカメラを設置することはできないかについてお答えいたします。 河川、ため池、堰堤等の水位等の状況が確認できるカメラの設置については、議員がおっしゃるとおり、団員の安全確保や任務の軽減に有効であります。 決壊等のおそれのある河川、ため池、堰堤等について、管理者である岡山県や備前市、関係する方々と決壊等のおそれのある河川、ため池、堰堤等についてカメラの設置の協議をしてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) 御答弁ありがとうございました。 では、順次、少し聞きたいことを聞かせていただきます。 市長、ぜひとも子供たちのために、広くて、きれいはともかくとしても、やはりこども園をつくっていただきたいと、考えていただくことは言っていただいたんですが、小学校でのあまりグラウンド自体も広くないですし、校舎的に入るというのは可能かもしれませんが、そこらあたり、少し何か考えが、いや、あそこのグラウンドにつくるんだとか、校舎の中に子供たち、保育園の園児を入れるんだということがあれば、どういう構想なのか、少し教えていただければ助かります。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 認定こども園をつくる一つの基準として、それなりの土地の面積が必要なんですね。香登・大内地区を考えますと、2号から北と2号から南と大きく2つに分かれるわけであります。新幹線から北側、残念ながら、それなりの適切な土地、それの確保ができる場所が、私も毎日のように通っておりますので、なかなか土地の取得は難しいんじゃないかと思っております。 また、香登・大内という2つの大きな地区が香登小学校の校区にありますが、これを大内地区のほうに認定こども園を持っていくというのも、香登地区の方の今までの明治6年以降の小学校は、あの位置に一ミリたりとも移らずにあるわけでありますので、やはり香登小学校の付近であろうかということは推測されます。 その中で、いわゆる吉永あるいは伊部の認定こども園をつくらせていただきましたが、次は香登の認定こども園、子供の教育、小1ギャップを招かないように、認定こども園のほうがいいと思って、そういう施策を進めておりますけども、いざとなりますと、実際の敷地として小学校の1階の活用とか、あるいはグラウンドの活用で、小学生の生徒数も増加の傾向ではありませんので、今の香登認定こども園のグラウンドに比べれば相当広いグラウンドであります。 この間も運動会に行ってまいりましたけども、生徒数から考えて、今の認定こども園のグラウンドが併用できるかどうか、法律上のこともありますので、よく考えて善処していきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。 ぜひとも、子供たちのためにいい園庭をつくっていただきたいと思います。 このまま次の質問というのも、答弁、返してもいいですか。 ○議長(守井秀龍君) 次、どうぞ。 ◆2番(丸山昭則君) はい。先ほどこども園の保留園児65名ということで言いましたが、教育振興部の幼児課より資料をありがとうございます。 それによりますと、前回、9月のときに入園保留者が42名、今回のやつには書いていませんが、前回いただいたときには42名、待機児童数は3名でしたが、現在は入園保留者が65名、待機児童数は4名と伺っています。 入園保留者が23名も増加した、待機児童数も1名増加、悪いほうに進んでいると思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 先ほど市長からも答弁がありましたように、その増加をした理由ということで答弁申し上げておりますのが、年度途中でのゼロ歳児を中心とした新規入園申請によるもので、その分、増えているというのが実情でございます。 この問題を解決していくためには、やはり保育士、保育教諭の配置人員を増やしていくということが何よりも先決であろうというふうに考えております。 私ども教育委員会としましても、抜本的な処遇改善や業務改善、やはり何としてでも解消していくんだという強い決意で臨んでまいる所存でございます。 本定例会の所管の厚生文教委員会においても、我々のプランも御提示させていただきながら、ぜひ議員の皆様方のお知恵もいただいて、今のこの現状をどうにか打破できないかということでお力をいただきたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) 答弁ありがとうございます。 市長からもいただいて、同じような答えが返ってくるのは想定はしていまして、もう少し掘り下げたところをお聞きしたいなと思うんですが、前回、教育長の御答弁で、保育士、保育教諭の確保のため、今、先ほども言われましたが、正規職員や会計年度任用職員の採用に努めることとし、処遇改善に加えて働き方改革による業務改善、職員に対する相談支援体制の充実なども進めていきたいと考えておりますということを物すごくいい、積極的な姿勢で御意見いただいたんですが、ただ先ほども言ったように、年度の変わり目でどうしても増えてきたというのは分かるんですが、それからあと、いろんな求人の募集なんかもしたということを言われたんですが、例えば具体的にどういった求人の募集のかけ方をしたとかということがあれば教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 直接的には、大学などに出向いて、今、備前で行われている保育教育というものがどういうふうな状況にあるのかとか、いわゆる働きやすい職場であるかどうか、そういったことをポイントとして、大学の就職担当の先生方にアピールをして、備前市を積極的に受験をしていただくように、関心を持っていただくように取り組んでいるところでございます。 それから、これは今後になりますけれども、移住・定住のセミナーや相談会などにも出向いてまいりまして、県外、特に関西圏のほうは非常に私ども、手応えと言いますと言い過ぎかもしれませんけれども、可能性があるのではないかと思っております。 せんだっても、テレビで取り上げていただいたんですが、現在、今年度3名のALTを配置して、こども園、保育園で英語教育を行っているところであります。その取組内容をテレビ報道、取材をしていただいた直後に、4階にある移住・定住の担当の電話がかなり鳴ったというふうに伺っております。 非常にテレビの効果というものを通じて、備前市での取組が高い評価、関心を持っていただいたのではないかというふうにも感じているところであります。 そういった一つ一つ、業務の改善などもコストをかけないながら、職員が汗をかいて、ICTの働き方などについても非常に今取組を進めているところでございます。 詳しくは、また所管の厚生文教委員会においてもしっかり我々の取組を説明させていただく中で、ぜひとも委員の皆様、議員の皆様からもいろいろなアドバイスをいただけたらというふうに思っております。 今後も取組については幅を広げて、力強く前進してまいりたいなというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) 御答弁ありがとうございます。 少し先ほどのいただいた資料のところで、ちょっと違うところに目線を置くんですが、出産育児休暇中というところが29名いっているんですが、この29名に関してお尋ねしたいんですが、これから話すことはちょっと実際のことなんですが、2歳の長男がこども園に通園していました。昨年9月に長女が誕生し、長男は昨年12月をもって退園させられました。 当然、御両親は、引き続き長男を通園、お願いしましたが、規則によって断られました。お母さんは、新生児が生まれ、とても大変な時期に、今まで預けられた長男も退園させられたことによって、とても困難な育児状況に陥り、育児ノイローゼになりそうだったということを伺っています。 他の市町村にない、そのような備前市の現状は、現在でも続いているのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) さきの定例会においても、その点についての御質問をお受けしたと思っております。 その後、教育委員会内で協議を行いまして、今すぐにということではないんですけれども、一日も早くということで、次年度の入園募集がもう始まって、11月から始まって今終えたところでございます。 次年度からの取組として、そのような状況を解消すべく対応を取っております。一言で言うと、近隣並みにさせていただくということでの改善を行ったところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。よろしくお願いします。 入園保留者、それから待機児童数が増えている、年度ということもありますが、この前回のときも42名ということで、なかなか親御さんが、父兄の方が入園を希望しても入園できない、受け入れてもらえないということは、保護者にとっては受け入れてもらえないということはすごく苦痛といいますか、大変なことなんですね。規則としてはありますが、親が望んでも預けられないその児童数というのは、やはりできるだけ今日のあしたでもというぐらいで、早急に考えていただいて、先ほども改善していただいた手引も拝見しました。 そういったこともどんどんと改善していただいて、待機児童というか、保留園児がゼロというのを目指していってほしいなと思います。 少し余談になりますが、教育のまち備前、子どもたちにやさしいまち備前市ですね、標榜していますが、この現状を見る限り、近隣の市町村である岡山市、和気町、早島町と比較しても遅れています。遅れているという点では、現状認識を共有して、いいですかね、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 私どもの分析といたしましては、いわゆる3歳、4歳、5歳児、ほとんどの対象となる園児が入園をしていただいているというふうに捉えております。 備前市の子育て支援の観点からの取組として、3、4、5歳は、国が無償化ということを行っております。 備前市も、その国の取組に先駆けて、27年度、8年度、9年度、段階的に全ての園児を対象とした無償化に取り組んでいるのが現状でございます。 つまり、備前市は、国、それから他の自治体と比較したときに、ゼロ、1、2歳児が無償化ということで、それを子育てしやすい環境であるという点で、実際に移住の決め手になったのはこういう取組に引かれましたと。自然豊かなということももちろんありますけれども、そういう背中を押した、押してもらった政策だというふうに分析をしております。 ということで、ゼロ、1、2歳児の就園率がおのずと高くなっているということを考えたときに、一つの現象として今の状況があるのではないかというふうにも捉えています。 しかしながら、私どもとしては、今まさに議員さんがおっしゃっていただいたように、預けたいという親御さん、保護者の方のお気持ちに、備前市として結果が出せていないということは非常に心苦しく、大変悔しい思いも私自身も持っております。 そういったことで、皆様のお力を今まで以上に、私どもはもちろん主体になって考えていく部局でございますけれども、全庁的に、そして備前市として、執行部のみならず、議会、備前市一丸になってみんなでこの課題について取り組んでいかなければならないというふうに強く思っておりますので、ぜひとも皆さんで一緒にこの難局を乗り切るお力をいただければというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) 御答弁ありがとうございます。本当に、ぜひとも子供たちのためによろしくお願いします。 少し言い方は変わるんですが、教育行政におけるこども園についてお尋ねしましたが、結論的に、先ほども募集を出しているということを言っていましたが、保育士が少ないということが一番大きな問題のところを言われたかと思うんですが、家庭における何よりの宝である子供たちは、お父さん、お母さんにとっても、またおじいちゃん、おばあちゃんにとっても、自分たちの命より大事な宝物ですね。 保育士の不足が常態化しているのは、とても立派なやりがいではある保育士なんだけど、待遇面が恵まれていないとか、何か保育士にということで来られないという理由があるかと思います。 そういったことも踏まえて、最後に市長にお願いがあるんですが、一般会計の歳出予算の中で、民生費、総務費、土木費など大切な予算ですが、教育費のほうにも、そういった部分で将来を担う子供たちのためにも、ぜひとも積極的に予算配分、御検討いただけないでしょうか。 親子共々安心して住める備前市になるようにお願いして、市長、いかがでしょうか、御答弁よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 就園を希望する人たちが、全て、物理的な校舎が狭いとかということを除きまして、人的な確保が遅れておるということは決していいことではありません。 処遇の改善や、もちろん働き方改革は必要でありますけども、やはり募集をしていく。そして、その条件を緩和して、備前で保育士、保育教諭として頑張ってもらう。それには、必要な定員ということがあるわけですね。この入園保留が、今年4月には17名、ところが9月1日は42名、12月1日現在で65名、いわゆる入園を断るというようなことがないように、私はすべき、そのためにも教育庁の中において、それの数を減らすように、保育士、保育教諭等の採用を積極的に行っていくことだと思っております。 それに必要な人件費、教育費は、むしろ制限がないぐらい十分な、今日、保育士の確保を教育庁にもお願いをしていかなきゃならないと思っております。 別に制限をしておるわけじゃありませんので、積極的に人材の確保ということは、教育庁におかれましてもお願いをしておるところでございます。結果が伴っていないことに対しまして、市長として深くおわびを申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) 丸山議員、一問一答方式ですので、お願いではなく質問でお願いいたします。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) 御答弁ありがとうございました。失礼しました。 では続きまして、もう時間のほうも、中学校部活動の件なんですが、ワークショップ等もいろんなところでやられていることもあるかと思いますが、ぜひとも導入していろんなことを吸い上げていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 引き続きよろしいですか。 ○議長(守井秀龍君) 一問一答方式でお願いいたします。 ◆2番(丸山昭則君) はい、失礼しました。 ○議長(守井秀龍君) どうぞ。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) 消防・防災についてです。 カメラの設置のほうも、本当にありがとうございます。 あと、災害時に落石とか崩壊とか、道路自体が封鎖されるということがよくあったり、岡山県では今のところはないとしても、見受けられます。そういった非常事態のときに、例えば積載車、大きな車だと行けないところがあったりしますが、そういったところに原付というか、小さなバイクで移動するとか、例えば油の供給であるとか物資の配給など、そういったことを思ったりしますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 確かに災害時におきましては、落石とかのり面が崩壊したりとかということで、道路幅員が狭くて車が通れないという状況があります。私も、そういう現地確認する部署におりましたので、そういうことを実際体験しております。 あと、消防団におきまして、そういう原動機付自転車を配備しているという知識自体、私はちょっとまだ存じていなかったんで、今後、そういう情報を取りまして、幹部の会議のほうに諮って導入について検討というのをしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いします。 あと、消防団員が、先ほども言ったように、減少傾向にあります。少しでも、消防団員の気持ちを高めるべく、処遇改善のほうをよろしくお願いしたいなと思いますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 当市におきましても、消防団員の処遇改善は喫緊の課題と認識をしております。 令和4年度中には、年額報酬や出動報酬、分団運営費などにつきまして、市消防団と協議をするとともに、他市の動向も見ながら進めてまいりたいと思います。 今現在、年額報酬としまして、現行1万5,000円のところを改定後、3万6,500円、増額分2万1,500円、出動手当、火災風水害、現行1,800円のところ、改定後、岡山市並みの8,000円、増額6,200円と、他市と負けないような待遇改善を次年度の当初予算に盛り込んでいきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いします。 最後に、これは質問とかではないんですが、やはり困っている人に手を差し伸べたりするというのが行政であったり議員であったりという、大人だったりというところだと思います。 教育行政だけでなく、防災なども含めて、備前市の幹部の皆様にそのことをお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。ぜひともよろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で丸山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後2時32分 休憩     午後2時45分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、尾川議員の一般質問を願います。 13番尾川議員。     〔13番 尾川直行君 登壇〕 ◆13番(尾川直行君) 通告に従いまして、一般質問させていただきます。 1番目、地場産業の産業振興の方策について。 岡山県令和元年の統計、種別、産業中分類別事業所数、従業者数及び製造品出荷額等を見ますと、備前市の4人以上の事業所数が119、従業員数5,695人、製造出荷額等3,200億円で、うち窯業・土石製品製造業が占める割合が55事業所、46.2%、従業員が2,042人、35.8%、出荷額が1,056億円、32.9%で、備前市の主たる産業で、またこれに対して関連企業の裾野は広く、耐火物関連産業の依存度が高いと言えます。 備前市の産業振興策について、市長にお尋ねします。 1点目、先日、岡山セラミックスセンターから発行された「セラミックス岡山」に活動方針が掲載されていました。 耐火物の製品の使用実績は、鉄鋼業が8割を占め、粗鋼生産の状況は、鋼材需要が低迷している。しかし、脱炭素社会の実現に向けて鉄スクラップを使用した電炉の大型化による高級鋼の量産、水素還元製鉄といった革新的な技術開発が進められ、耐火物業界への技術開発が求められ、耐火物業界発展に各種事業の展開が求められるとのことです。 岡山セラミックスセンターは、備前市の産業振興、特に耐火物業界、原料メーカーの技術向上、備前焼への技術振興に大きな役割があり、備前市にも地場産業の産業振興に大きな役割が存在すると考えます。 私は、物づくりは技術なくしては発展なし、研究開発が求められると思っております。 先日開催されました小長啓一氏の講演で、備前市には地場産業がある、より近代化していくことがポイントであると話をされました。私は、この近代化という言葉について、新技術研究開発という意味で話されたのではないかと思います。 市長に、備前市の地場産業の物づくり、産業振興についての考えをお尋ねします。 2点目、地場産業の振興に、備前市、岡山セラミックスセンターと耐火物業界及び部材メーカー等の連携は欠かせないと考えます。また、大学を加えた連携も考えていくべきではないかと思います。 備前市と岡山セラミックスセンターとの人事交流、そして目標、期待することを明確にすることが求められると思います。 平初雄研究所長は、岡山セラミックスセンターは日本唯一の耐火物に関する公的研究機関で、耐火物技術の重要性と進化、発展が求められると述べられています。 備前市、岡山セラミックスセンター、耐火物業界等との連携について、市長のお考えをお尋ねします。 2番目、新図書館建設について。 新図書館を旧遊技場跡地との報告から、新しい図書館を創ろう会の活動を中心に、図書館建設に向け総力を挙げ、進んでいると考えています。 新図書館建設と学校、図書館に関わる環境整備について、市長と教育長にお尋ねします。 1点目、教育のまち備前にふさわしい市民に愛される図書館をつくることで、サイクリングセンターを含め複合的、多機能的な誰もが満足できる図書館を目指していると考えております。 先日、読売新聞社が、秋の読書推進月間、10月27日から11月23日を前に実施した全国世論調査で、どういう図書館なら利用したいかとの質問に、閲覧スペースが広いなど居心地がよいとの答えが37%とのことで、2017年調査から8ポイント増加した。蔵書の種類や数が多いが33%、2017年調査から6ポイント増加したと報告されています。 このアンケート結果等を参考に、備前市の図書館像について市長にお尋ねします。 読売新聞の世論調査は、18歳以上の有権者から無作為に3,000人を選び、郵送法で実施した、回答率が70%であったということです。 2点目、新しい図書館を創ろう会を中心に検討及び実施設計を行うとのことで、専門性を有するアドバイザーによる支援業務の委託に加えて、市民、学校司書等の参加によるワークショップの開催、先進地への視察等の計画、市民への経緯の情報提供、新しい図書館を創ろう会代表、会長ですか、中国学園副学長の住野教授の講演、そして先日の新聞に、瀬戸内市市民図書館来館者数が6年5か月余りで100万人突破、1日当たりで580人ということになりますと報道され、感心いたしました。 その瀬戸内市市民図書館を調査研究し、参考にすべきと考えます。 これからの活動、進め方、スケジュール、規模、内容について教育長にお尋ねします。 3点目、2022年度の岡山県公共図書館調査報告から、昨年の調査結果との比較で、購入冊数、登録者数、貸出冊数などの改善、そして青少年、乳幼児等とその保護者、シニア世代に対応したサービス、今後の図書の購入計画とまちじゅうどこでも図書館の現状と今後の取組について、教育長にお尋ねします。 4点目、こども園、保育園、小学校、中学校ごとの図書購入費、購入冊数、貸出冊数の実態と学校図書館の在り方、期待するところ、そして学校図書館司書と中央図書館司書との人事交流等の施策を行うべきではないか、教育長にお尋ねいたします。 3番目、旧アルファビゼンの整備、歴史民俗資料館等の今後について。 「広報びぜん」11月号に、旧アルファビゼン跡地活用整備計画の方針決定が掲載されました。整備方針等について、市長、副市長と教育長にお尋ねします。 1点目、旧アルファビゼンの減築案が提案されましたが、その詳細な機能、内容が伝わってきていません。設計の前に内容を明確にしておく必要があると考えます。 特に、社会福祉協議会の活用、備前市歴史民俗資料館の移転、こども広場などの内容、そういった計画について、より具体的、詳細な内容を明確に示すべきであると考えます。 この点は市長にお尋ねいたします。 2点目、旧アルファビゼンの名称について、コンセプトに沿った名称、ふさわしい名称、愛称を備前市民はもちろん全国から募集すべきと考えます。 また、旧アルファビゼン、備前焼ミュージアム、図書館、市民センターなどの機能分担、そして昭和26年に備前簡易裁判所として建設された、令和3年に備前市の歴史を確認できる場として備前市立歴史民俗資料館の開館につながったわけですが、この展示物は、地場産業の耐火物資料や備前焼、民俗資料、郷土にゆかりの文学者、芸術家等の展示が数多くあり、地域ぐるみの協力なしでは実現できなかった展示物ばかりで、市民の手作りの資料館と言われています。 この建物保存と今後の活用について、副市長にお尋ねします。 3点目、移転計画の備前市立歴史民俗資料館の役割について、地域の文化や芸術は人と人とを結びつけ、心のよりどころになる大事なものと言われます。 備前市立歴史民俗資料館にある資料の保存と活用、具体的には、耐火物、備前焼、郷土の文化人、民俗、歴史に関する調査、保存と展示、企画展への対応、そしてこれからの調査研究の機能強化、継承、維持、活用、文化財保護審議委員会のメンバーからの移転の姿についてのノウハウ活用について、教育長にお尋ねいたします。 4番目、学制発布から150年、備前市の教育について。 現在、岡山県立記録資料館において、「小学校誕生物語-地域でささえる-」と題して企画展が開催されています。 私たちの今は過去の成果や結果にも、現在は過去にも未来にもつながっていると言われます。また、私たちは歴史に生きていると言われ、教訓や示唆を得ようとする姿勢が必要と言われます。 備前市のこれからの教育について、教育長にお尋ねします。 1点目、企画展「小学校誕生物語-地域でささえる-」は、令和4年、2022年は、明治5年、1872年の学制発布から150年目の年で、4つのテーマ、第1章が「地域からうまれる」、第2章「地域がつくる」、第3章「地域でそだてる」、第4章「地域がつなぐ」で構成され、特に小学校の建設、運営のために尽力した有識者や地域の人々に焦点を当てられ、近代の教育がどのように生まれ、地域の中で支えられながら、どのように根づいていったかが見てとれます。 学校を「地域がつくる」、「地域がそだてる」、そして「地域でささえる」150年という節目に、建学の精神を思い起こし、先人から学び、備前市の教育に生かすべきと考えます。 企画展の報告、地域の歴史の充実、「不学の家・人がないように」という国の学制を受け、小学校設立に際し地域の人から寄附をしたいと願い出たこと、若手教員が県知事に提言、小学校の儀につき上言という報告もありました。 先般、片上小学校の卒業生から御寄附をいただいたということを、この思いを大切にし、地域がつくる、地域が育てる、広く意見を求めるなどといった取組について、教育長のお考えをお尋ねします。 2点目、教育長の御尽力で、貴重な明治6年に使われていた教科書を入手され、現在、市立図書館に展示されています。 私は、この資料を、学制150年の節目でもありますこの機会に、備前市の教育を考える貴重な資料として、子供たち、保護者、地域の方々に伝える、活用すべきと考えますが、教育長のお考えをお尋ねします。 3点目、私は、学校・園の発行する学校・園だよりを読ませていただくことがあります。校長、園長が、お忙しい時間を割き、子供たち、保護者、そして地域に思いと、学校の情報提供に御尽力されています。 昨今は、コロナ感染予防対策などで、学校により、配布もままならない状況であると推察いたしますが、私は、開かれた学校、地域がつくる学校といったことから、情報提供を行い、より関心を高め、地域の学校・園として位置づけるべきであると考えます。 地域の住民から見ると、学校・園だよりで紹介することは地域連携事業に参画していると言えるのではないかと思います。 小学校区への回覧、そして図書館には全ての学校・園だよりの保管、展示をぜひ行っていただき、学校・園と地域との連携をより深めていただきたいと考えます。 5番目、2022年度全国学力・学習状況調査、全国学力テスト、不登校対策について。 1点目、4月に実施された小・中学校の全国学力・学習状況調査結果についてお尋ねします。 教科に関する調査結果、平均正答率、学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面について、平均正答率の経年変化の結果から、今後の学力向上への改善プランについて教育長にお尋ねします。 2点目、まなび塾の現状と今後について。 私は、まなび塾の充実に見直しを図るべきであると考えます。公民館での開催から、ところ、場所を変え、放課後に学校で行う、また講師の支援者の見直しを図るべきではないかと考えます。 学力向上に注力すべきで、まなび塾の今後の在り方について、教育長にお尋ねします。 3点目、先日の新聞に、不登校急増、危機感を持って支援せねばと取り上げられていました。 備前市の小学校、中学校の実態と子供が安心して登校できる環境を整える方策についてお尋ねします。これも資料要求しておりましたが、資料が出ておりません。 6番目、保育施設重大事故検証報告書から学ぶ。 昨年10月、岡山市北区の認定保育園で遊具の隙間に、男児、当時2歳の首が挟まり、後に死亡した痛ましい事故を検証した報告書を岡山市が公表しました。 また、通園バスでの置き去り事故等が繰り返し発生し、安全管理の徹底を求める通知はあるが、教訓は生かされていません。対策が求められます。 この痛ましい事故を生かした防止対策について、教育長にお尋ねします。 1点目、内閣府は、令和3年、2021年に、全国の保育所や幼稚園などで過去最多の2,347件の事故があり、5人が死亡したと報告しています。 備前市のこども園、保育園、小学校、中学校事故件数、過去5年の事故の概要についてお尋ねします。これは資料をいただいておりますが、事故の概要は触れられておりません。 2点目、今回の報告された特定教育・保育施設等重大事故検証報告書を読ませていただきました。 検証報告書の再発防止策の提言は、保育施設向けとして、遊具の危険箇所を再認識、子供の予知、予期しない行動に迅速に対応できる体制の構築、安全性を考慮した保育士の立ち位置の見直し、職員の資質の向上を図る、遊具を含めた危機管理マニュアルの検討という提言、岡山市向けとして年1回の指導監査で各施設の遊具点検の有無を確認、保育補助業務を行う職員の活用を促す、事故やヒヤリ・ハット事例を収集し各施設と共有する、安全確保に関する通知について繰り返し注意喚起するという指摘がされています。 また、検証会議の中島洋子会長は、安全であるような遊具でも子供はいろいろなトライをする、様々な危険を想定し対策することが大切になると述べられています。 防止の、私は視点を変え、対策としてこの視点を変え、労働基準監督官、企業の安全衛生管理者を講師として招聘し安全教育を行う、ヒヤリ・ハットを幅広く収集し危険に対する情報の共有、遊具等の本質安全化、人員の配置の見直しなどを実施すべきと考えます。 事故防止のための備前市の課題と重点対策についてお尋ねします。 3点目、園バス置き去り対策として、バスの安全装置設置対策等が求められていますが、備前市の今後の安全対策についてお尋ねします。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、尾川議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、地場産業、物づくりの産業振興についてでありますが、本市の基幹産業は耐火物製造業であることは誰もが理解しているところであります。 岡山セラミックスセンターには、耐火物事業者間の競争とは別に実施している研究開発に期待しているところであります。 2点目、備前市、岡山セラミックスセンター、耐火物業界の連携の施策についてでありますが、岡山セラミックスセンターは国内で唯一の耐火物に関する公的研究機関であり、調査研究や技術開発は本市の耐火物産業の発展に大きな役割を果たしていると認識をしております。 産官学連携につきましては、既に大学等と連携した研究を実施されており、必要性があれば協力してまいりたいと考えております。 また、人事交流等につきましては、現時点では考えておりません。 2番、1点目、教育のまち備前、読書推進月間世論調査からの図書館像についてでありますが、新図書館の理念については、全ての市民が多様に使う居場所として位置づけることとしており、全ての市民が使える居場所として、アンケート結果にもありました居心地のよい場所を目指してまいりたいと考えております。 しかしながら、この世論調査の中のほかの設問として、この1年間に図書館を利用したことがありますかという問いに対しまして、3分の2の方が利用していないという実態もありますので、その方たちが利用したくなる工夫が必要だと考えております。 3番、1点目、複合施設内の各施設の詳細内容につきましては、現在、関係部署で各施設の協議を進めているところであります。 より具体的、詳細な内容につきましては、実施設計業務を進める中で専門業者や関係部署と協議し、決めていきたいと考えております。 なお、設計の内容については、途中経過として、適宜、議会及びホームページ等にて御報告をしたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。     〔副市長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎副市長(杉浦俊太郎君) それでは、私からは、3番、2点目、複合施設の名称募集と備前焼ミュージアム市民センター等の機能分担、さらに歴史民俗資料館の建物保存活用についてお答えをいたします。 まず、複合施設の名称募集につきましては、コンセプトに沿った新たな施設にふさわしい名称とするため、実施設計により建物形状や使用用途等が定まった段階で広く募集したいと考えております。 また、機能分担につきましては、文化施設である歴史民俗資料館や埋蔵文化財管理センターにある地域の民俗資料を旧アルファビゼンに、備前焼及びその歴史が分かるものは新しいミュージアムに、そして文芸に関するものは新図書館というように、備前市の大切な財産を耐震性など保存環境が整った建物に移設し、より多くの市民に貴重な文化財を見ていただき、興味を持っていただきたいというふうに考えております。 また、現在の歴史民俗資料館の建物については、議員も御承知のとおり、耐震において問題があります。資料館が移転しても、すぐに壊す予定はありませんが、仮に建物保存となりますと、改修、そして維持管理に多額の費用が必要になります。 民間の力をお借りするなど、今後活用できる用途を考える必要があるというふうに考えております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 尾川議員の教育行政や文化振興への大変熱意の熱さによって、非常に多くの質問をいただいております。ありがとうございます。 順次お答えをしてまいります。 2番、2点目、新しい図書館を創ろう会の活動、その他の施策の推進についてでありますが、まずハード面につきましては、設計委託業務のプロポーザル審査に向けた作業を現在行っているところでございます。 令和5年1月下旬を目途に、業者の決定を行いたいと考えております。その後、基本設計、実施設計を委託予定です。随時、新しい図書館を創ろう会を開催し、設計内容について御意見をいただく予定でございます。 補助金については、令和5年度に国庫補助申請を行い、採択後、建設予算の計上を行いたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。 また、ソフト面におきましては、令和5年採用予定職員の養成、ボランティア組織の立ち上げの研究あるいはブックコンシェルジュの養成など、開館に向けての準備を着実に進めてまいります。 なお、議員御提案の瀬戸内市市民図書館につきまして、私も何度も訪問していますが、参考にすべき点は多くあると思っていますので、それらを積極的に取り入れてまいりたいと考えております。 次に3点目、岡山県公共図書館調査報告での課題解決、まちじゅうどこでも図書館の取組と今後についてでありますが、図書館の登録者数及び年間貸出冊数は、コロナ禍の影響を受けながらも前年度に比べ増加傾向にあります。 図書の年間購入冊数の減少につきましては、図書館職員が書籍の整理を行い、必要に応じ買換えなどをしながら、未購入の書籍や新刊を選書し購入しているため、前年度より多少減少する場合もあると考えております。 今後も、新施設に向けて、幅広い分野の書籍を選定、購入してまいりたいと考えております。 各世代に向けたサービスにつきましては、現在行っていますブックスタートや読み聞かせ会、自動車文庫の巡回、本の特集、読書イベントなどを今後とも継続していきたいと考えています。 次に、まちじゅうどこでも図書館として、市内各地から、現在、8館を認定させていただいております。 今後も様々なSNSやホームページ、広報などを通じて、既存館の紹介や新規館の募集を積極的に続けたいと考えております。 4点目、学校図書館の在り方と司書活動の推進についてでありますが、令和3年度の園、小学校、中学校の図書購入費、購入冊数、貸出冊数についてお答えをいたします。 保育園、こども園の図書は消耗品費の中で購入しております。また、貸出冊数の累計はしておりませんが、読書活動充実の一環として、週末、数冊の本を借りて帰るといった活動を行っており、子供が、より多くの本に触れる機会をつくっております。 保育園、こども園の新規図書購入冊数は268冊であります。小学校の新規図書購入費は372万5,173円、購入冊数は2,664冊、1人当たりの平均貸出冊数は100.7冊であります。中学校の新規図書購入費は265万649円、購入冊数は1,518冊、1人当たりの平均貸出冊数は21.5冊であります。 次に、学校図書館の在り方と司書活動の推進についてお答えをいたします。 これまでも、尾川議員にお答えしてきましたとおり、学校図書館には、より一層、子供たちの学習環境の充実と読書活動の推進に寄与してもらいたいと考えております。 また、そのために、学校図書館司書には備前市教育研究所図書館教育部会での活動や公立図書館司書との交流、合同研修などを通してスキルアップを図ってもらい、環境整備や事業支援といった面から、学校図書館教育を充実、支援してもらいたいと考えております。 3番、3点目、歴史民俗資料館の資料保存と今後の調査研究機能強化について。 まず、資料保存につきましては、一部を備前焼ミュージアムや図書館に移転し、その他の資料は旧アルファビゼンに移転する計画を立てております。 床面積としては、現在の歴史民俗資料館よりも広くなる予定であります。常設展示室、企画展示室等、現在の施設同様の機能を有した資料館にしたいと考えております。 新しい資料館になるので、これまで以上に市民の方々に親しんでもらえるよう、設備整備を図り、学芸員を配置、資料の保存、活用あるいは展示研究に努めてまいります。 4番、1点目、学制150年に「地域がつくる」、「地域でそだてる」学校づくりについてでありますが、議員御指摘のように、明治5年、1872年に学制が発布されてちょうど150年の節目にある現在、江戸時代末期以降、約200年間にわたる岡山県の教育行政の進展は目覚ましいものがあります。 少し歴史をひもとき、日本教育資料によりますと、江戸時代の岡山県内の寺子屋数は、長野県、山口県に次いで第3位、1,031校で、私塾は全国に1,505か所あり、そのうち岡山県は第1位、144か所でありました。 また、江戸期に岡山藩は、現存する日本最初の庶民のための藩校、閑谷学校を設置いたしました。その後も、教育の伝統は受け継がれ、明治26年の小学校への就学率は68%、そのときの全国平均は58.7%で、全国3位でありました。 また、女子教育分野にも特筆すべきものがありまして、明治41年に高等女学校は全国に159校ありましたが、岡山県は一番多く、17校でありました。全国一でありました。 このように、人材育成に大変熱心で全国的にも教育県と言われてきました。しかし、現在の岡山県及び備前市における教育の現状は、残念ながら少し寂しいものがあるなと言わざるを得ない状況であります。 今後は、歴史の輝かしい大きな重みを十分感じながら、先達に学び、「みんなでつくる教育のまち備前市、すべては子どもたちのために」の基本理念に基づいて、備前市に誇りと夢を持てる教育と人材育成に努力する所存でございます。 なお、市内の中学校に寄附をいただきましたのは、今年度は、11月末時点で、別添資料がございますでしょうか、合計8点となっています。 このような、篤志家の皆さんの御厚志を教育活動に生かし、「地域がつくる」、「地域でそだてる」精神をさらに前進させたいと考えております。 2点目、貴重な教科書の活用で備前市の教育を考える機会につきましては、明治6年に使われていた教科書、小学読本など貴重な資料69点を入手しまして、市立中央図書館で現在も展示をしております。 そのうち、小学読本につきましては、本市野谷在住の閑谷学校にも関わりの深い竹内良雄先生の献身的な努力によりまして、現代語版も完成をしております。 小学読本明治6年版は、国立国会図書館も所蔵していない大変貴重な資料ですので、学校の生徒をはじめ広く市民の皆様に十分活用していただきたいというふうに考えております。 3点目、学校・園だよりを地域がつくる学校に活用、連携をについてでありますが、平成29年改訂の学習指導要領では、学校教育において社会と連携、協働しながら未来のつくり手となるために必要な資質、能力を育むことが示されています。 教育委員会としましても、議員の御指摘のとおり、地域社会との連携、協働の第一歩として、学校からの情報発信は大変重要だと捉えております。 現在、市内ほとんどのこども園及び小・中学校において、園、学校だよりを作成しており、保護者のみならず、地域の関係各所に配布をしております。 配布先につきましては、各校ばらつきはございますが、主としては、学校評議員、児童民生委員、地域ボランティア、公民館、総合支所などがありまして、中には町内会を通じて各家庭に回覧をしている学校もございます。 教育委員会といたしましても、市内各校における地域連携をさらに促進していきたいと考えております。個人情報の取扱いには十分配慮しつつ、可能な範囲で地域公共施設への掲示をはじめ情報発信を各校に促してまいります。 5番、1点目、全国学力・学習状況調査結果と学力向上改善プランについてでありますが、今回の調査では、小・中学校共にほぼ全国並みの範囲で、小学校、中学校共にやや平均を下回っているというのが現状の結果でございます。 文部科学省からは、学力調査を学習指導要領が求める資質能力を培うために、日々の授業が適切に行われているかどうかを点検するための指標とするという方針が示されております。 そのため、備前市教育委員会では、本調査の結果から、市内各校では、新学習指導要領が求める授業改善が全国並みに進んでいるとはいうものの、課題も多く残されているというふうに評価しております。学校の小規模化や教員の年齢層の若返りなどによる教育技術伝承の困難さも課題であると捉えています。 したがって、引き続き中学校区ごとの各校の授業改善や小学校と中学校の小・中連携など、連携した取組の推進に係る支援を中心に取り組んでいく必要があると考えております。 2点目、まなび塾の現状の評価と学力向上策についてお答えをいたします。 まなび塾の開催場所を公民館から学校で行っていただきたいという御提案をお受けいたしたいと思います。 本年度、市内4小学校、3中学校で、県の補助事業として、既に主体的な学びの基盤づくり事業を各学校内で、平日の新教育課程などで、放課後などで行っております。 このような2つの事業について、昨日も森本議員から大変貴重な御指摘もございました。そして、本日の尾川議員からの要望や御意見もお伺いしましたので、早速、昨日から教育庁内で具体的な検討を始めました。 今後のまなび塾などの在り方に再検討を加え、講師、支援者の見直しなども含めて、学力向上に向けて何が必要かと、具体的な施策を考え、早急に施策化して、必要な予算などについては議会のほうでまた早急に提案をする準備を整えていきたいと考えております。 3点目、不登校の実態と安心して登校できる環境づくりについてでありますが、令和3年度の備前市の不登校の児童・生徒数については、児童・生徒問題行動等調査等で把握しております。しかし、数値の公表については控えることとなっており、具体的な数値を申し上げることはできませんが、小学校、中学校共に令和2年度と比較して増加傾向でありました。 また、令和4年度10月現在においても、同様に増加傾向が見られます。 次に、子供が安心して登校できる環境づくりについてですが、登校支援員を配置している小学校もあり、子供の実態に応じた登校支援を行っています。また、一部の学校では、地域ボランティアによる登校支援も行っています。 登校しづらい児童・生徒には、事前にオンラインや電話、家庭訪問などで明日の予定を伝えるなど、不安を解消する指導を行ったり、あるいはオンラインで授業に参加したりするなどの対策を行っております。 また、教室になかなか入れない児童・生徒には、必要に応じて別室で対応したり、放課後登校や部分登校による指導もしたりしている学校もございます。 また、教育支援センター「あゆみ」に通っている児童・生徒もいます。ここでは、学校、教育委員会とも情報を共有しながら、児童・生徒の学校復帰を支援するための指導に当たっております。 ほかにも、スクールカウンセラーを活用し児童・生徒や保護者のカウンセリングを行うことで登校への不安を和らげる活動も行っています。 また、支援を必要とする家庭にはスクールソーシャルワーカーを活用し、福祉の面からも支援をいたしております。 さらに、新たな不登校を生まないために、どの学校でも不登校対策委員会やケース会などを開催し、未然防止や早期発見、早期対応に努めているところでございます。 6番、1点目、備前市内のこども園、保育園、小・中学校の事故件数と事故の概要についてでありますが、議員御提示の事項に該当する学校・園での重大事故についての案件はございません。 しかし、遊具による事故件数としては、過去5年間で、保育園、こども園25件、小学校31件、中学校はゼロ件となっています。 教育委員会としましては、過去に市内の小学校で発生した遊具による事故を教訓に、遊具の安全点検、使い方の指導、園での見守りなどを徹底してまいります。 2点目、再発防止策の危険予知、ヒヤリ・ハット事例の活用、安全教育についてでありますが、重大事故はないものの、保育中のけが等や未然に防げた乳児のかみつきや転倒などの場面も含め、その日の報告会や園内研修の場で振り返りを行い、援助や環境の見直しを行っているところであります。 また、園児の成長の過程で考えられる危機管理対策を職員間で共通理解し、職員間の危機管理意識の向上に努めております。 園児へは、年間学校安全計画を作成し、各月での取組計画に沿って安全指導を実施しております。 3点目、バス置き去り事故防止の安全対策についてでありますが、園では、内閣府が提示したマニュアルを基に、登降園の、登校時のチェックシートを見直した上で活用しています。 また、通園バスを使用しての訓練や危機管理マニュアルへバス送迎についての記載を加えるとともに、今後、国から示される予定のガイドラインに沿って安全装置等の設置も進めていきたいと考えています。 小・中学校のスクールバスにつきましては、人数確認票により運転員が各バス停で児童・生徒が全て降車したかどうかを確認するとともに、スクールバス運行終了後には運転員が車内を最後尾まで点検し、所定の様式に記録するということにしております。 以上、私からの報告とさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 質問が多いんで、ぼちぼちやらせてもらいます。 まず、地場産業の産業振興ということで、この間、市長からも、研究開発に期待しているというふうな他人行儀な話なんですけど、もっと私の言いたいのは、この文言で、要は小長さんがどうこうというんじゃないんですけど、企業誘致よりもやはり地場産業の育成に力を入れたほうがええんじゃねえかという、最近、半導体とかについていろんな新聞報道があって、批判もあるんですけど、そのあたりの行政として、あるいは国としての、行政、国の話はここではあれですから、備前市としてどう対応していくかという、一々それは各企業が利益追求してやっとるところに口出すというのは難しいというか、そこまでおんぶにだっこせにゃ、最近、おんぶにだっこが多いですけど、そういうことについて、特に何を質問するかというのは、具体的に言うたら、要するに触媒の役割をして、そのためには人材を送って調整役で頑張ってもらうということが、そりゃ会社の名前を言うたらあれですけど、品川とか黒崎播磨は放っておいてもええんですわ。 だけど、それ以外の企業の技術レベルというのをどういうふうにアップしていくか。鉄鋼業とか、いろいろ非鉄金属なんかの企業についていくために、どういうふうに備前市として役割を模索するかと。そこについて何らかの形で、補助金出せと言ようんじゃねえです。 要するに、そういうことを、やはり何を期待しておるんかということは、やはりそういうことで質問させてもらっとるわけです。ですから、そのあたり、人材はけんもほろろとは言わんですけど、考えていないという大上段で切られたんですけど。ただ、そういうことで、放っておいて各企業に任せて、淘汰するところは淘汰するし、伸びるところは伸びるというふうな対策じゃなしに、やはり冒頭言いましたように、企業、備前市の支えとる産業という基盤というのは、そういうところにあるということなんで、何とかやれる、やる仕事があるんじゃないかと。 例えば具体的に産学官というても、一覧表を見ても岡大はありません。ですから、そういった技術系なんかの大学の連携というのはありません。 ですから、そのあたりのお考えについてをお聞きしたんですけど、再度お尋ねいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 岡山大学の自然生命科学研究支援センターと、2019年10月に、業務協力による協定を締結されております。締結内容は、測定分析の協力体制の構築、研究活動とさらなる向上のための機器利用、人材交流、第三者からの技術相談等について協力するということでございます。 議員が御意見で述べておられます備前市と人事交流をどうするかと。これは、交流をした場合に向こうからも人をもらう、こちらからも人を提供するということが交流だろうと思っておりますが、財団として、私は立派な活動をしておられると思っております。 事務職を一人、二人、人事交流に出しても、それはあくまでも事務職でありますので、やはりこのような財団は技術を中心にこの耐火物産業の育成、交流というところが中心だろうと思っております。 備前市にとりましては、でき得る限り、そのような情報が入りましたら、これは応援するのは当たり前であります。ただ、備前市の地場産業を支えておるのは、議員が言われたように、いわゆる企業、大企業、中小企業の耐火物産業でございます。その耐火物産業については各企業が猛烈な技術開発、競争をしておるわけであります。そういうところが、いわゆるこの財団をつくって、第三者的な技術開発をやっておるということでございますので、備前市から事務職員を派遣を財団のほうにしても、私は、地場産業そのものはそれぞれ大活躍をして、そして業績も立派に上げておられるわけであります。 2つの会社以外にも、まだ大きな会社、上場会社もございますので、そのような耐火物協会からの協力については、備前市全力を挙げてお支えをしていく所存は変わりはありません。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 私の言う、大学の岡大についてはちょっと私の手持ちの資料が古かったんかも分からんですけど、それは間違いと認めます。 ただ、その人材の交流というか、交流というと行ったり来たりですけど、派遣というふうに表現したらよかったかも分からんですけど、そこの認識の違いはありますけど、やはり私はその職場の役割で備前市の職員が行って、何らかの形のものをつくっていくという、それはやはり担当者がOCCの要求あるいは備前市の要求をどうのんでいくかと、調整していくかということで、その辺は問題提起だけで、市長は市長の考えがおありですから、それをやり取りしても、30分やってもおえんでしょうから、次の質問に移ります。 図書館の新図書館についてなんですが、教育長に、まず先ほど来年1月に、下旬には業者選定というか、やるというふうなことなんですけど、あと、スケジュール的にはどういうふうな感じで、市長も、読売新聞のアンケートで図書館へ行ったことないと、私はそれを一番心配しとんですよ。 図書館をつくれつくれと言うたら、要らんと言う人がおるんですよ、絶対。だから、そのために周辺整備で、まちじゅう図書館もそれを下支えするものであるというふうな理解で、教育長の考えは違うかも、私は、その周辺をどうやってつくっていくか、風土をつくっていくかということが必要だというふうに理解して、まちじゅう図書館の評価をさせてもらっとんです。偉そう言うんじゃないですけど。 だから、そういう、やはりそれは100%、今言うあのカードでも、60%とか70%で、80%とかありますけど、なかなかこのアンケートどおりに100%というのはまずないでしょうから、それをどういうふうにアップさせる。ですから、県の統計で、先ほど教育長からお話があった、あちこちしますけど、登録者数とか、あるいは貸出冊数とかというものをどういうふうに上げていくかということが肝腎な要じゃないかなというふうに、だからそれはある程度時間も必要でしょうけど、やはりよその自治体にすれば、企画すら遅れとるというふうな感じに捉えとんですけど、何を質問するかというのは、要するにいつ頃、あと、来年1月下旬には発注というか、設計委託すると。その辺の後のスケジュール感をちょっと、それからもう一つは、一問一答ですから、それをちょっと答弁願いたいんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) まず、まちじゅう図書館が、その雰囲気づくりとか、図書館に向かう環境づくりのためにもあるということは私も賛成であります。 そういうためにも、広くミニ文庫が市内に数多くあるというイメージをつくって、本に対する、本というのを読む、読書度というのは地域の文化度を表す一つのバロメーターだと思いますので、貸出冊数その他も全てですね、それを上げていくためにもみんなでそういう雰囲気を醸成していかないかんです。 そういう意味で、まちじゅう図書館もあると思っていますし、それから新しい図書館もそれに見合ったような、皆さんが行ってゆったりと本を読みたいなと、そこでいっときでもゆっくりとしたいなというような図書館にするために、いろいろな面から努力をしているところであります。 これからのスケジュール感については、いわゆるビッグフォーと言われているものとの関係もございますので、予算の状況なども考えながらですが、そう3年も4年も、長い間引き延ばすんではなくて、二、三年ぐらいのうちには、形にきちんとするように努力をしたい。そのために、現在進めてきているというところでございます。その点を御理解いただきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) それから、整備計画、図書館の、その整備計画の具体的に公表というんですか、前の前もあったり、市民センターの改造のがあったり、いろいろふくそうしとって、私らもどうも頭の整理がうまくいかんで、今教育長の話で大体このくらいかなと思うんですけど、いろんなところでちょこちょこ話を聞いて、その整備基本計画がいつ出るんでしょうか、その点。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) もうプロポーザルは開始いたしまして、第1次審査が終了というところまで来ております。 そのプロポーザルの基となる計画のほうはできておりますので、このプロポーザルが終了後、最終的に新しい図書館を創ろう会の御意見もいただいておりますから、年明け1月末、プロポーザルが終了し業者が決まる時点ぐらいで公表をさせていただこうと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) それから、あまり具体的な話をすると、担当者の何か嫌みを言うようなんですけど、先ほど、というのが、読書の秋に行事で新聞に出とったんですけど、各図書館、全てじゃないんですけど、真庭の図書館も参加してなかったですけど、備前市の図書館が参加してなかって、というのが、本の福袋というふうな形、別な形で備前市の場合もいろんなところもやっているのは、私も借りたことがあるんですけど、そういう県の、県が言うたからそれを横並びでまねを、協力せにゃあいけんということはないとは思うんです。思うんですけど、そういうものもやっぱり新聞に出て、どこの図書館はやっとる、備前はやってねえな、寂しいなというふうなことを、反応があるわけです。 ですから、そのあたりは、どういう、スタッフの数とか、私は、司書の数とか、いろいろふくそうしとってというふうな、いろんなのは分かります。私らも、現場で仕事してきておりますから。だから、そういうのは分かりますけど、やはり一般市民は各図書館の名前があって備前市がないというと、どうしとんならというふうなことなんで、そのあたりはどういうふうに、物すごく具体的な質問なんですけど、ちょっと答えてもろうたらと思うんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁できますか。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 本の福袋に関しましては、私も新聞記事等を見させていただきました。 もちろん、そのような取組も非常に大事かと思います。特に、今年度、重点的に取り組みましたのは、いわゆる閉架書庫で眠っている本を市民の方に、とにかく市民センターあるいは日生、吉永の地域公民館で、リサイクルで引き取っていただいて、閉架書庫のほうを整理して、新しい本をそれによってたくさん入れると。また、そのリサイクル市でも、持って帰られなかった本に関して、まちじゅうどこでも図書館の8館スタートしておりますので、その館にその本を配ると。そういったところを重点的にやらせていただきました。 この閉架書庫の問題、それから新しい図書館の建設に向けまして、県全体で取り入れているような非常に子供たちが喜ぶような企画がありましたら、今後積極的に取り入れさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 教育長にちょっと、前後するんですけど、図書館の広さというんですか、広さの問題じゃないとは思うんですけど、私が伝え聞いとるのが、2,500平米ぐらいかなと。いろいろ附帯設備、玉野市なんかは中央図書館があったりして、2,400にプラスアルファあるんですけど、一応、備前市図書館の、これは今、あと来年公表するというて言われとる、まだ言うなと言われるかもしれんですけど、規模的に、面積がやはり2,500平米ぐらいで考えられとんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 基本設計に出す段階で、小ホール付というところも考えております。 全国的に標準的な面積というあたりで2,000前後という形になろうかと思いますが、それは設計のプロポーザルの業者が決まった段階で、これが要る、これが要る、これが要るというのを抱き合わせて最終的な面積のほうは出させていただこうかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
    ◆13番(尾川直行君) 図書館関係で、もう一つ、同じ話をして申し訳ないんですけど、前にも、教育部長に質問させてもらった、私もあのときの答弁で、何かというと、要するに、学校図書館と中央図書館あるいは市の図書館との連携システム化という問題は、して、教育部長は、今でも忘れんのですけど、やりますというふうなことなんですけど、具体的にはもう、費用は、じゃあやめたでというようなことは結構私らの経験から、備前市は違うんですよ、私ら会社なんか、もう金がのうてやめたでと言うたら、それで終わりょうたんですけど、そのあたりはどういうふうにお考えなんでしょうか。それはまだ残っとんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 私も昨年、尾川議員から一般質問をお受けして、前向きに取り組んでいきたいという旨の答弁をした記憶を、今でも鮮明に覚えております。 この図書館という点だけではなく、市内の学校、理想を言えば園も含めてになろうかと思いますけれども、そういった形で新しい図書へのアプローチということを、やはりこの図書館建設に合わせて取り組むべきであるというふうに今でも思っておりますので、教育委員会としてはそういう形で進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 今度は、次にアルファビゼンの件で市長にちょっとお伺いしたいんですけど、こども広場の考え方で、私はこの間、以前に備前市のほうで募集して、参加して、讃岐おもちゃ美術館に行かれた方がおられると思う。私もつい最近、ちょっと讃岐おもちゃ美術館へ、入場料900円で結構高いんです。このおもちゃ、こども広場というのはどういうイメージなんでしょうか。 これを見に行ったということは、これにボランティアか何か、NPOに出してやっていくんかなと思うんですけど、そのあたりのこども広場、そういういろんなところの施設のイメージというのがちょっと分からんのんで、これを見るということは、この讃岐おもちゃ美術館、本店みたいな、本部というか、連携はないんですけど、行くんなら東京おもちゃ美術館へ行かれえと言われたんですけど、これはどういうふうな位置づけになるんですか。 それと、こども広場の内容についてちょっと言っていただけたらと。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 9月議会でも、議員からこのようなレイアウトでということで、アルファビゼンの1階から外へ出たときに、そのまま子供の遊び場に出るようにと、その前の段階で、1階に和、洋の子供たちが安全で遊べる広場をつくろうと。その一つが、香川県や徳島県でできておりますこども広場でございまして、この間、募集をいたしまして、市民の皆さん方に参加をしていただいて、勉強していただいたわけであります。 また、ヨーロッパ、北欧でやっております安全な遊具等もその中に導入していきたいということで、室内はこども広場、そして表のところにもそのまま出ていけるというような構造をアルファビゼンの改築に合わせてやっていきたいということをお願いしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 副市長に、名称をそろそろというふうなお考えのようですし、いつまでも、何か旧アルファビゼンというて、確かに昔のあれで苦労された方々の、建設に苦労された方の思いはあるんですけど、そろそろ払拭して新しいイメージのものがあってもいいんじゃないかなというふうなことで、お聞きしておりますんで。 それで、備前市の歴史民俗資料館についてですけど、これも前に触れたことがあるかもしれませんが、ノートルダム清心女子大の名誉教授だった上田先生という方を中心に、日本建築学会中国支部岡山支所というところで、1次、2次、1次と、1次調査報告書、最終調査報告書ということで、備前市に8施設、1次あったんです。その中にも、この歴史民俗資料館、旧簡易裁判所は入っていないんです。最終的には、2か所で日生支所と備前焼ミュージアム、2か所だけというふうに冊子にはなっておりまして、そのあたりで、難しい、今維持管理と民間の力というふうな御答弁いただきましたんですが、古いものがこの地区ではあれぐらいしかなくなりまして、そういうことから、ぜひ、どういう形で、アルファビゼンで民俗資料館が、今教育長がお話しになったような形で説明を受けたんですけど、その保存のことについて、私は大丈夫じゃと思うんです。そう心配ないと。 赤穂の塩業、塩の専売公社の跡地も民俗資料館でまだ使ようりますから、大丈夫だと思うんですけど、その辺のことについてちょっと、ミュージアムの名前と、それからこの民俗資料館の保存というふうなことを再度ちょっとお願い、アルファビゼンもそうですけど、備前焼ミュージアムも名前は変えずにいかれるかどうか、ちょっとお伺いしたいんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。 ◎副市長(杉浦俊太郎君) もろもろ新しい名称については、まだ今のところ検討中ということですので、あらゆる英知を結集して、皆さんの声も聞きながら決めていくという方針です。皆さん、納得していただけるように持っていきたいというふうに考えております。 歴民についても、建物の価値、私もきちんと認識しているつもりです。ただ、いかんせん、行政だけでどうにもならない状況にあるということも事実ですので、これも新しい知恵、私のつても使いながら、工夫していければというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) それでは、時間も少なくなりましたんで、保育施設の重大事故について、私は本当に気の毒な痛ましい、男児も大変ですし、保育士も大変じゃなあというふうに今でも思います。 ですから、とにかくこういうもの、絶対に事故を起こさないようにということで、変わった見方で労働基準監督官、そんな毎日毎日来てもらえりゃへんですけど、それとか、ちょっとした大企業の安全管理者あたりでしたら、また違うた目で見るんで、そのあたりの安全教育についての提案させてもらっとんですけど、その点ちょっと確認でお答え願いたいんですけど、どんなでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 御提案いただいております議員からのそういった研修でのアプローチ、ぜひ前向きに検討していきたいと思っております。議員からもいろいろお知恵を頂戴できればと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) いろいろ教育委員会というと、そういう先入観で見たらいけんのですけど、私は新聞しか分からんのですけど、旭川のいじめ事件を見ても、何でこんな時間かかるんかなと思うんですけど、その辺でもう少し教育委員会の動きというのが、何でこんな時間かかるん、それで私も知り合いが、子供に学校行くなと、もう児童相談所へ行けというふうな話を聞いて、半信半疑で話を聞いておりまして、まだ信用はしてないんですけど、そんなことが実際ありましてね。 だから、何かもう少し、例えば全国学力テストでも、やはり箕面市なんかのを私よく見るんですけど、やっぱり公表して、ちゃんと公表することが、地域に知らせることが大事なというように、ちゃんと目的を明確にしておりましてね。だから、その辺はやはり情報公開というて、また大げさに言うんじゃねえんですけど、もう少しやっぱり早め早めに見せていくというふうなことが必要なんじゃないかと思うんで、その辺のちょっと情報の早期提供というのはどんなでしょうかね。難しいですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 一般論になるかもしれませんけれども、いろいろな事件、報道に接する際に感じますことは、今議員からのお話のとおりだというふうに私も受け止めております。 閉ざされた学校というものがよく見えていないのではないかという趣旨であろうかと思っております。 やはり、学校とか教育現場で起こっているということは、地域で起こっているものであるという観点に立てば、議員御提示のような情報を提供していく、そういった姿勢が肝要ではないかというふうに捉えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) まなび塾について見直ししていただきたいということで、決して私も、もう時間になりますけど、各学校のたよりを見たら、そういう教室があって、やはり先生に負担をかけるというんじゃなしに、やはり第三者でやって、やはりそういう参加しやすい、土曜日、部活があったりいろんなことがある、学校の後、引き続いてやれるような形でやっていただきたいというような、これは質問じゃなしに要望になるんですけど、よろしゅうお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 以上で尾川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後4時04分 散会...